ヒューストン・テキサンズは、トップクラスのタイトエンド（TE）がフリーエージェント（FA）市場に出回らないようにした。

テキサンズが現地5日（火）、タイトエンドのダルトン・シュルツをヒューストンに引きとめるために、3年総額3,600万ドル（約53億9,969万円）の契約で合意したと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが情報筋の話として報じている。

この契約には契約時に全額保証される2,350万ドル（約35億2,447万円）が含まれている。

ダラス・カウボーイズで5年間プレーしたシュルツは、昨オフシーズンにテキサンズと1年契約を結び、すぐに新人クオーターバック（QB）C.J.ストラウドの頼れるターゲットとなった。

昨季、15試合に出場したシュルツは、レシーブ59回で635ヤード、キャリア最高となるレシーブ平均10.8ヤードを記録したほか、タッチダウン5回をマークしている。27歳のシュルツはテキサンズの武器であるアウトサイドに完璧にフィットし、ミドルや浅いアウトルートで勝負できることを証明した。高い捕球能力を持つシュルツは、ストラウドにとって安心できる存在だ。

2020年以降、シュルツはレシーブ（257回）とタッチダウン（22回）でタイトエンドの中で上位5位、レシーブヤード（2,635ヤード）で8位につけている。また、シュルツは過去4シーズンすべてでレシーブ50回以上と500レシーブヤード以上という数字を残した3人のタイトエンドのうち1人だ（他2人はカンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシー、ミネソタ・バイキングスのT.J.ホッケンソン）。

年俸1,200万ドル（約17億9,967万円）の3年契約は、テキサンズにとって武器となる選手の1人をチームにとどめるための手堅い契約だ。『NFL Research（NFLリサーチ）』によると、シュルツは年俸平均でNFLで11位のタイトエンドとなるという。

テキサンズはオフシーズンに入るにあたって、かなりのキャップスペースを確保しており、チーム内のフリーエージェントの確保のためにその一部を当てようとしている。シュルツに関しては、オープンマーケットに出る前にそのミッションが達成された。

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