サム・ダーノルドがミネソタに向かう。

現地11日（月）夜、ミネソタ・バイキングスがベテランクオーターバック（QB）であるダーノルドと最大1,000万ドル（約14億7,448万円）の1年契約を結ぶ見込みだと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。

QBカーク・カズンズがアトランタ・ファルコンズとの4年契約に合意したことで、ダーノルドはケビン・オコンネルHC（ヘッドコーチ）の下で先発QBになる可能性とともに、新たなスタートを切る機会を手に入れている。

2018年ドラフト全体3位で指名を受けたダーノルドは、4つ目のNFLチームで7年目のシーズンを迎える予定だ。ダーノルドはこれまでに66試合に出場し、そのうち56試合で先発を務め、通算で1万2,064パスヤード、タッチダウン63回、インターセプト56回を記録している。

キャリア最初の3シーズンをニューヨーク・ジェッツで過ごしたダーノルドは、カロライナ・パンサーズにトレードされ、2シーズンで先発として8勝9敗という戦績をもたらした。その後、ダーノルドはサンフランシスコ・49ersと契約し、トレイ・ランスとバックアップの座を競い合っている。ダーノルドがその競争に勝ったことにより、ランスは49ersからダラス・カウボーイズにトレードされた。

2023年シーズン、ダーノルドは10試合に出場し、レギュラーシーズンの最後に組まれていたロサンゼルス・ラムズ戦に先発。その試合ではパス26回中16回を成功させて189ヤード、タッチダウン1回をマークした。

カズンズというフランチャイズクオーターバックを失ったバイキングスは、ドラフトで将来のフランチャイズQBを見つける可能性を秘めながら、その場しのぎの策としてダーノルドとの契約に素早く動いている。

【RA】