ニュース

「個人的な目標」を掲げないカーディナルスRBラブ、「結局のところ大事なのはチーム」

2026年06月23日(火) 10:18

アリゾナ・カーディナルスのジェレマイア・ラブ【AP Photo/Rick Scuteri】

アリゾナ・カーディナルスはドラフト全体3位でランニングバック(RB)ジェレマイア・ラブを指名したとき、自分たちの直感に従った。

ラブはチームの成功に全力を注ぐことで、再び彼らの期待に応えるつもりだ。

現地22日(月)、ラブは「フットボールをプレーしてきた中で学んだのは、個人的な目標を掲げていても、本当に目指す場所にはたどり着けないということだ。結局のところ大事なのはチームなんだ」とコメント。

「チームの中で自分の役割を果たしていれば、たいていは個人的な功績も自分が思い描いている目標も達成できる。だから、俺としてはこのチームとうまく調和し、(ヘッドコーチ/HCマイク)ラフルアーに求められたことを何でもやり、自分の持てる力を最大限に発揮することが目標だ」

カーディナルスは、ルーキーでありながら爆発力を備えた万能な選手として攻撃陣の中心的な役割を担うことができるラブに多くのことを求めるかもしれない。比較対象を挙げるとすれば、RBビジャン・ロビンソンがアトランタ・ファルコンズで果たしている役割が当てはまるだろう。しかしラブは、カーディナルスの攻撃陣には自分以外にもプレーメーカーがいるとうれしそうに強調している。ラフルアーHCのスタッフから求められることは何でもやるつもりだが、他にも選択肢があることを理解しているのだ。

オフェンスについて最も楽しみにしていることを尋ねられたラブは「プレッシャーがすべて自分にかかるわけじゃない」と話している。

「マーヴ(マーヴィン・ハリソンJr.)やトレイ(マクブライド)のような選手がいる。ランニングバック陣にもたくさん選手がいるから、必要に応じてキャリーを分け合うことができる。1人の選手が1試合で30回もボールを運ぶ必要なんてないんだ。今シーズンは最大で21試合あるだろう? 長い目で見たらそれは最善策とは言えない。でも、フットボールがうまい選手たちと一緒にいられるのは本当に楽しい。NFLには一流の選手がたくさんいるし、そういう環境に身を置けるのは素晴らしいことだ。みんなで自分たちの力を発揮するのが楽しみだ」

ラブは自身の目標について模範的な発言をした一方で、ノートルダム大学時代と同じように個人として功績を挙げることも目指していると認めた。他の選手との違いは、それをチーム全体で成功を収める中で成し遂げたいと考えている点だ。

「俺は昔からそういうタイプなんだ」とラブは語っている。

「目標を立てないタイプだったわけじゃないし、むしろ自分なりの目標を立てるタイプではあったけど、その目標はいつも何らかの形でチームと結びついていた。例えば去年は大学でドーク・ウォーカー賞やハイズマントロフィーを獲りたかった。でも、それはチームのために自分がやるべきことをやり、チーム内での役割を果たさなければ実現しなかったはずだ。そこは表裏一体だから、俺は何事もチーム中心に考えるようにしている」

「結局のところ、これはチームスポーツだ。1人では何もできない。特にランニングバックはね。優秀なオフェンシブラインが必要だし、守備を読み取って状況を把握できるクオーターバックも必要になる。それに、ディフェンスを後方に下げてボックスを軽くしてくれるレシーバーも必要だ。すべてが密接に結びついているから、あまり個人的なこととして考えず、すべてをチーム中心に捉えるようにしている。チームが良い状態だったら、自分も結果を残せることが多いからね」

カーディナルスのクオーターバック(QB)ポジションには明らかに疑問が残っている。ロースターには3人のQBがおり、2026年にはその全員がフィールドに立つ可能性が濃厚だ。現時点ではジャコビー・ブリセットの先発が見込まれているが、それはガードナー・ミンシューや新人のカーソン・ベックが出場機会を得ないという意味ではない。特に、チームがラフルアーHCの就任初年度に苦戦した場合、2人が出場する可能性は高まるだろう。

カーディナルスが認めるかはさておき、ラブはその点を考慮して指名された。チームとしてクオーターバックの問題による崩壊を防ぎたいのであれば、そのQBを才能あるプレーメーカーで固める必要がある。

マクブライド、ハリソンJr.、ラブ、ワイドレシーバー(WR)マイケル・ウィルソンの4人は信頼できるプレーメーカーだと言えよう。ラブがロビンソンのような役割を担うなら、この4人の中で最も重要な存在となることが予想される。

「数字に関して簡単なことは一つもない」と強調したラブは次のように続けた。

「今の考え方としては、自分が獲得できるヤードをすべて獲得し、決められるタッチダウンをすべて決めなきゃいけないと思っている。大学で先発を務めた2年間では毎年、20回以上のタッチダウンを記録した。NFLではそれがどういう形になるのか分からない。そこまで多くのタッチダウンを決める選手はあまりいないと思うけど、それが自分自身に課している基準なんだ。努力や献身、規律を通じてその基準に届くことができればいいなと思っている。ただ、数字に関してはあまり考えないようにしているし、具体的な数字を目標に設定することも避けている。あまり個人的に捉えすぎないようにしているんだ」

「さっきも言った通り、大事なのはチームだ。チームの一員として自分の役割をしっかりと果たしていれば、結果は自然とついてくるし、報酬も、評価も、オールプロ選出もついてくる。常にチームを中心に考え、仲間のためにプレーしていれば、そういったものはすべて後から手に入るはずだ」

【RA】