NFLが各チームとテキサス工科大学QBソースビーに補足ドラフトを実施しないことを通知
2026年06月24日(水) 10:44
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが現地23日(火)に報じたところによると、NFLが各チームおよびテキサス工科大学のクオーターバック(QB)ブレンダン・ソースビーに対して今年は補足ドラフトを実施しないことを通知し、これによってソースビーは2026年にリーグ入りする資格を失うことになったという。
現在の団体労働協約(CBA)では、補足ドラフト実施の有無をリーグが決めることになっている。
ラポポートが入手したソースビー宛の書簡で、NFL経営協議会は「リーグはここ数年、そのようなドラフトを実施しておらず、あなたが申請する前の時点で他に参加を求めた選手もいなかったため、今年も実施する予定はなかった」としている。
「あなたが期限の3営業日前に出した申請は、裏付けとなる情報や書類が一切添付されていなかった上に、NCAAの制裁を回避するための最近の訴訟活動を断念した後に提出されたものだ。したがって、リーグがその方針を変更する根拠にはならない。あなたの申請で提示された問題は極めて重大であり、リーグの中核をなす誠実性に関わる利益と密接に結びついているため、提示された期限内に十分な審査を行うことは不可能だ」
一方、ソースビーの弁護士であるジェフリー・ケスラーは、ソースビーはリーグから通知を受けておらず、報道を通じて補足ドラフトが行われないことを知ったと明かしている。
NFLネットワークのトム・ペリセロが入手した声明の中で、ケスラーは「NFLはソースビー氏の補足ドラフト参加を拒否する旨の書簡を、本人に送る前にメディアへ提供した。彼はメディアが報じたことで、NFLが補足ドラフトを実施する予定がないことを知った」と主張した。
NCAAはソースビーに対し、2026年に大学フットボールでプレーする資格がないと判断している。裁判記録によると、ソースビーは学生アスリートとしてインディアナ大学、シンシナティ大学、テキサス工科大学に在籍している間に、少なくとも9万ドル(約1,454万円)相当、合計で数千件に及ぶ規則違反の賭けを行ったことを認めたという。しかし、6月8日に出された処分を一時的に差し止める命令により、ソースビーは2試合の出場停止処分を受けた上で2026年にプレーすることが認められる見通しとなった。その後、ソースビーは補足ドラフトへの参加を視野に入れ、訴訟を取り下げている。
ソースビーは大学で4シーズン――インディアナ大学とシンシナティ大学で2シーズンずつ――プレーしてきた。過去2シーズンでベアキャッツの先発を務めたソースビーは、2025年には2,800パスヤード、タッチダウンパス27回、インターセプト5回、580ランヤード、タッチダウンラン9回を記録している。
ソースビーは今オフシーズン、トランスファーポータルで最も注目度の高いクオーターバックの1人としてテキサス工科大学へ転校した。その後、4月にギャンブル依存症の治療を目的とした入所型治療プログラムに参加することを認めている。
選手が補足ドラフトへの参加を申請する期限は月曜日だった。
リーグはソースビー宛ての書簡で「リーグはNCAAの調査に関する完全な記録を保有しておらず、あなたも申請書類の中でそのような資料を提出していない」と述べている。
「それでも、入手可能な情報からは、あなたが大学でのキャリアを通じて、競技の公平性を守るために設けられたNCAA規則に対し、故意に繰り返し重大な違反行為を行っていたことが示されている。報告されている行為には、自身のチームやチームメイトに関する賭けを行ったこと、さらに発覚を避けるために自身に代わって賭けを行う仲介者の名義で口座を開設または資金提供したことが含まれている。また、州の刑法に違反した可能性があるとの報告もある」
「あなたの申請はこれらの問題について何も言及していない。また、あなたの行動に対する説明責任も果たされておらず、競技の公平性を守るためのリーグの規則や方針を遵守する意思があるのか、あるいはどのように遵守するのかも示されていなかった。それどころか、5月にNCAAから大学での資格を取り消すという決定を通知された後も、あなたは自らの行動に対する責任を受け入れるのではなく、訴訟を通じてその結果を回避しようとした。そして、そうした取り組みを断念してから初めてNFL入りを目指した」
補足ドラフトの唯一の申請者となったソースビーが今季中にNFLチームとフリーエージェント(FA)として契約することはできないものの、他のプロリーグでプレーする可能性はある。カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)のシーズンは木曜日に開幕し、ユナイテッド・フットボール・リーグ(UFL)は来春に再開される見込みだ。
リーグは書簡の中で「通常の2027年ドラフトを通じてNFL入りする可能性に向けた準備に集中することを推奨する」と述べている。
リーグが補足ドラフトを実施したのは2023年が最後で、その際に指名された選手はいなかった。最後に補足ドラフトで選手が指名されたのは2019年で、当時はアリゾナ・カーディナルスが5巡目指名権を使用してセーフティ(S)ジェイレン・トンプソンを獲得した。
【RA】



































