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控えとしての現在の役割に満足する49ersのQBジョーンズ、「今はサンフランシスコにいる」

2026年06月25日(木) 09:17

サンフランシスコ・49ersのマック・ジョーンズ【Brooke Sutton via AP】

2025年シーズン、逆境の中でサンフランシスコ・49ersを支え続けたクオーターバック(QB)マック・ジョーンズは、他チームで先発候補となり得る存在として評価を高めた。

しかし、現時点でジョーンズはサンフランシスコに残っている。

それでも、トレードのうわさが途絶えることはない。クオーターバックはNFL全体で常に需要の高いポジションであり、十分な人材がそろうことはほとんどないため、49ersがジョーンズをトレード対象としていなくても、その名前は今後もトレード市場で注目を集め続けるだろう。

昨季に先発した8試合でチームを5勝3敗に導いたジョーンズは、『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に出演した際に「これは自分がこれまでで一番よく聞かれている質問だと思う」と話している。

「いいか、俺はジョン(リンチ、ジェネラルマネジャー/GM)のこともカイル(シャナハン、ヘッドコーチ/HC)のこともヨーク家のことも大好きだ。これまで所属してきたチームの中で、組織全体として見れば今のところ最高の組織だと思っている。良い人たちのもとを離れたくはない。俺がチームにいることを喜んでもらえていたらいいなと思う」

「正直、今年が楽しみなんだ。そういう話の大半はオフシーズンで話されることだ。どんな可能性だってあるだろ? トレード期限はもう少し先だ。でも、そういう話はあまり気にしないようにしている。俺はただ成長し続けたいだけなんだ。去年はまずまずのプレーができたけど、もっと良いプレーができると思っているし、それがこの夏の目標だ。技術を磨き、それが将来的に大型契約や何かにつながるかどうかを確かめたい。俺はいつも、今の状況に集中しろと言っている。今はサンフランシスコにいるし、ここをとても気に入っている」

ジョーンズにはベイエリアでの現在の立場を満喫する理由がある。ブロック・パーディーの控えという比較的プレッシャーの少ない役割を担っているうえに、シャナハンHCをはじめとする49ersの組織全体から高く評価されているからだ。特に、2025年シーズンのパーディー不在時にチームの競争力維持に貢献したことでその評価は高まった。さらに、ジョーンズはNFL屈指の安定感を誇る組織で質の高い指導を受け続けている。

ジョーンズの報酬は先発クオーターバックとは程遠い金額だが、5月には契約再編に合意し、30万ドル(約4,852万円)のロースターボーナスが追加された。これにより、2026年シーズンの報酬は355万ドル(約5億7,420万円)に増額。さらに、インセンティブとして250万ドル(約4億0,436万円)を追加で獲得する可能性もある。

すべてが順調に進めば、ジョーンズは2027年に評価の高いフリーエージェント(FA)として大型契約を手に入れる見込みだ。ジョーンズは2025年シーズンに先発した8試合で5勝3敗の成績を残し、先発QBとしてNFLのオフェンスを率いる能力を示すとともに、軽傷を抱えながらプレーを続ける中で並外れたタフさも発揮した。フリーエージェント市場に出ることになれば、十分な関心を集められるだけの実績を築いている。

プロフットボールにおいて、ケガは避けられないものだ。49ersは現時点で、どこかのチームが先発を務められるクオーターバックを必要とした場合に、ジョーンズという有力なトレードの切り札を握っている状態だ。もちろん、ジョーンズをチームに残しておくことにも何の問題もない。パーディーの控えとして信頼できる低コストの選手を確保できるからだ。ジョーンズは必要とされた場面でオフェンスを機能させ続けられることをすでに証明している。

ジョーンズがサンフランシスコでの現状に満足していることも49ersにとっては好都合だ。サンフランシスコは、シャナハンHCのシステムで1年間バックアップを務めた後、ミネソタ・バイキングスを経てシアトル・シーホークスに移籍したQBサム・ダーノルドがキャリアを立て直すきっかけをつかんだ場所でもあり、ジョーンズも同様の道をたどる可能性がある。

とはいえ、そのプロセスを急ぐ必要はない。ジョーンズ自身も、焦らず今この瞬間に集中することに何の不満もないと考えている。

【RA】