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レイブンズでの在任期間の終わりを振り返るブラウンズHCモンケン、「何事にも期限がある」

2026年06月25日(木) 11:39

クリーブランド・ブラウンズのトッド・モンケン【AP Photo/Sue Ogrocki】

ボルティモア・レイブンズがジョン・ハーボーを解任してから約6カ月が経過したが、その新たな現実に今も向き合い続けている者もいる。

トッド・モンケンもその1人だ。ハーボーの下で働いていたモンケンは、レイブンズから解雇された後にクリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ(HC)に就任した。モンケンは現在の立場に満足しているものの、今ではライバルとなったレイブンズでの在任期間の終わりについて、ためらうことなく率直に話している。

『The Baltimore Sun(ザ・ボルティモア・サン)』によると、モンケンは次のように語ったという。

「それは人生がそもそもいかに移ろいやすいものかを物語っている。前年の時点で、あれだけ攻撃面で成果を残したシーズンの後に自分たちが解雇されると言われていたとしたらどうだろう」

「ひとつ言えるのは、コーチ陣も、ほとんどの選手たちも、決して諦めなかったということだ」

モンケンが攻撃コーディネーター(OC)を務めて2年目となる2024年シーズン、レイブンズはNFLで最も生産性の高いオフェンスを誇り、試合平均ヤード(424.9ヤード)で1位、試合平均得点(30.5点)で3位につけていた。新たに形成されたクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンとランニングバック(RB)デリック・ヘンリーのコンビはディフェンスを圧倒し、チームを12勝5敗の成績とプレーオフ進出に導いたが、最終的には敵地で臨んだディビジョナルラウンドでバッファロー・ビルズに痛恨の敗北を喫した。

そのシーズンを終えた時点で、レイブンズは2025年も同様の成功を収めるはずだと多くの人が予想していた。しかし、負傷者が相次いだ上にジャクソンも長期間離脱を余儀なくされ、レイブンズは予期せぬ形で低迷していった。

バックアップQBタイラー・ハントリーは先発として2勝0敗の成績を残し、チームを何とか支えようと奮闘。その結果、レイブンズはシーズン第18週に地区王座をかけてライバルのピッツバーグ・スティーラーズと戦うことになった。モンケンがブースからオフェンスを指揮する中、ジャクソンは劇的な最終ドライブを展開し、試合を決めるフィールドゴールを狙える位置までチームを導いた。そのキックが決まっていれば、レイブンズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区制覇を果たし、再びプレーオフへ進出していた。

すべてを変えたのはキッカー(K)タイラー・ループの失敗だった。レイブンズは敗れ、ハーボーとモンケンは解雇され、それから5カ月以上が経った今、モンケンはライバルチームであるブラウンズのユニフォームを身にまとっている。

「まだチャンスが残っているなんて、誰も思っていなかった」とモンケンは語った。

「しかも、彼らがあれほど全力で、激しいプレーを見せてくれるなんてね。スヌープ(ハントリー)は2度もチームにチャンスを残してくれた。1勝5敗で臨んだ(シカゴ)ベアーズ戦でも、グリーンベイ(パッカーズ)戦でも窮地から救ってくれた。シーズン開幕時にチームに在籍すらしていなかったのにそうしたのは彼の手柄だ」

「だが結局のところ、何事にも期限がある」

モンケンはジャクソンとの関係についても同様の考えを示している。2人は1年前にレイブンズを成功へ導いた圧倒的な生産性を再現することができなかった。

「これだけは言える。コーチ陣も準備の内容も決して変わっていなかった。私たちは全力を尽くした。全員がそうだったとは言えないから、それだけ言っておく。結局のところ、時が来たということ。ただそれだけだ」とモンケンはコメントしている。

今度はモンケンが初めてNFLのヘッドコーチとして実力を証明する番だ。彼が率いるブラウンズはレイブンズと同じようにスターQBを擁しているわけではない。しかし、それがモンケンの妨げになることはないだろう。レイブンズで共に成功を収めたジャクソンには大きな感謝を抱いているものの、かつてのQBに手加減をするつもりはないようだ。ブラウンズでの就任が決まった際にジャクソンから祝福のメッセージを受け取っていても、その姿勢は変わらない。

モンケンは「それで私は“ふざけるな、第3ダウンで毎回ブリッツを仕掛けてやる”と言ったんだ。彼は笑っていたよ」と話している。

【RA】