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殿堂入りQBブリーズの言葉が現役続行への原動力になったとラムズQBスタッフォード

2026年06月26日(金) 10:56

ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォードとドリュー・ブリーズ【NFL】

クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードの現役生活がいつまで続くのか。その話題は今や毎年恒例となっている。

その状況は変わらないものの、スタッフォードはクリス・ロングのポッドキャスト番組『Green Light(グリーン・ライト)』に出演した際、自身のNFLキャリアの残り時間を少し短く見積もっていたかもしれないと明かした。その考えを変えるきっかけとなったのは、プロフットボール殿堂入りを果たした元QBドリュー・ブリーズとの会話だったという。

「昨シーズンが始まる前にドリューと話していた時、“今何歳だっけ?”と聞かれたんだ」とスタッフォードは振り返った。

「“37歳だ”と答えたら、“これからの5年間がキャリア最高になるかもしれないぞ”と言われて驚いた。その時は“なるほど、そんなふうに考えたことはなかったな”と思ったよ」

「ドリューのその言葉で気持ちに火がついたんだ。年を重ねても、まだ十分にボールを投げ続けられるんだという自信を与えてくれた」

ブリーズは41歳になるシーズンまで現役を続け、37歳以降だけでもプロボウルに4度選出されている。

スタッフォードは今もなお衰えを感じさせない。キャリア初のMVPに輝いた昨季、ロサンゼルス・ラムズはスーパーボウル進出まであと一歩というところで惜しくも届かなかった。

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでシアトル・シーホークスに敗れたことを受け、ラムズのフロントオフィスは今オフシーズン、積極的な補強に乗り出した。セカンダリーを再編した後には、最優秀守備選手賞を2度受賞しているディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットを獲得する大型トレードも成立させている。

メッセージは明確だ。ラムズは2026年シーズンのスーパーボウル制覇を本気で狙っている。そして、その構想の中心にスタッフォードがいることは言うまでもない。

ラムズとスタッフォードの契約交渉は、これまで何度も話題を呼んできた。2025年のオフシーズンには、一時はトレード要求を検討したものの思いとどまり、その後ラムズと新契約を締結。第15回“NFL Honors(NFLオナーズ)”でMVPを受賞した直後には、2026年もプレーする意思を明言していたことから、今回も長期化する交渉を予想する声は少なくなかった。

しかし実際には、ラムズは比較的短期間で合意に達した。契約には毎年現役続行を選択できる仕組みが盛り込まれ、その判断を行う期限もあらかじめ設定されている。

「1年ごとに判断する形にしたのは、チームにとっても、自分や家族にとっても公平だと思ったからだ」とスタッフォードは説明した。

「たとえば24カ月後に、また新たなシーズンに向けて準備しなければならないと考えた時、“それはきついな”と思うかもしれない。今年プレーする準備ができていることは間違いない。来年が終わった時にも気分良く、もう1年やろうと思えたら、そのまま続ければいい。でも、それ以上の約束をするのは少し重荷だし、自分にもチームにもフェアじゃないと思うんだ。5年契約を結んでおいて、1年後に“もう引退して家族との時間を過ごしたい”となれば、残り4年俺がいる前提で計画を立てているチームに迷惑がかかる。そんなことはしたくない。自分自身も、中途半端な気持ちでフットボールをプレーしたくはないんだ」

「本当にありがたいことだよ。(ジェネラルマネジャーの)レス(スニード)や彼のスタッフ、(ヘッドコーチの)ショーン(マクベイ)、そして(オーナーの)スタンリー・クロンキーには感謝している。毎年判断できるようにしながらも、その先を見据えた仕組みを契約に盛り込んでくれたおかげで、毎年オフシーズンのたびに契約交渉をする必要がなくなった。自分がいつまでプレーするかはまだ分からない。でも今年プレーすることには本当にワクワクしているし、その先のことは、その時に考えればいい」

この契約締結後、ラムズはスタッフォードの突然の引退に備え、ドラフト1巡目でアラバマ大学出身のQBタイ・シンプソンを指名した。将来的にはスタッフォードの後継者へ育てる考えだ。

スーパーボウル制覇を本気で狙いながら、同時に後継者育成も進めるケースは珍しいが、ラムズはその両立を目指せる位置にいる。ただし、その世代交代は多くの人が思うより先になるかもしれない。

「ラムズへトレードされることになって、ショーンと最初に話した時のことを覚えている。その頃は“あと3、4年プレーできれば十分かな。キャリア15年から16年くらいで終えるのがちょうどいい”と思っていた」とスタッフォードは語った。

「でも今は、やれるだけやってみようという気持ちだ。娘たちも自分がプレーする姿を見るのが大好きだからね。続けられるなら、それに越したことはないよ」

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