コマンダースへの移籍を喜ぶWRディッグス、「地元のために力を尽くしたい」
2026年08月08日(土) 09:45
11年の時を経て、ワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスがついに地元へ戻ってきた。
メリーランド州ゲイザースバーグ出身のディッグスは、時に敵として訪れてきた場所でヒーローとして活躍するチャンスを得ようとしている。
ミネソタ・バイキングスとバッファロー・ビルズに所属していた間に、ディッグスは3度地元を訪れ、ワシントン・コマンダースのディフェンスを苦しめた。ディッグスはその3試合でキャッチ25回、353ヤード、タッチダウン1回を記録。バイキングスに所属していた2016年には、試合結果としては26対20で敗れたものの、キャッチ13回で164ヤードと爆発的な活躍を見せた。ディッグスがこれほど活躍したのは、DMV地域の2つのチームから長年軽視されてきたと感じているからだ。
『Associated Press(AP通信)』によると、ディッグスは現地7日(金)に「あそこは地元のチームだ。ボルティモア・レイブンズもそうだ」と話したという。
「いつも反骨精神を持ってプレーしてきたけど、地元に戻るとその気持ちはさらに強くなった。すぐ近くにいた俺を見過ごしてチャンスを与えてくれなかったと感じていたからだ」
コマンダースの一員となったことで、ディッグスはそのわだかまりを正式に払拭することができる。次の任務はスター選手として輝きを放つことではないが、クオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズが率いるオフェンスで、テリー・マクローリンと並んで重要な役割を担う必要がある。将来有望なダニエルズは2025年シーズンにケガに悩まされ、再び調子を取り戻そうとしているところだ。
若手クオーターバックにとってディッグスがどれほど価値のある選手なのかを知りたいコマンダースファンは、昨シーズンを振り返ればいい。ディッグスはNFL MVPの最終候補に選ばれたQBドレイク・メイからパスを受け、1,000ヤード超えを達成。ダニエルズと同じく2024年ドラフトで指名を受けたメイがキャリア2年目に才能を開花させるのに貢献した。
ディッグスは現在、ダニエルズにとって兄貴分のような存在になることを目指している。
「クオーターバックは抱えているものが多いから、俺は少し肩の力を抜かせて、兄弟同士のように話すんだ」とディッグスはコメント。
「若手クオーターバックの場合、俺がプレーを決めたら彼らの自信につながる。彼らの背中を後押しして“俺はここで何だってできる”と思わせられるんだ。俺はただ、自分が良いプレーをすることで彼らをサポートしようとしている」
32歳となったディッグスは、バイキングスやビルズでプレーしていた頃と同じ爆発力を備えているわけではない。しかし、ヒューストン・テキサンズでACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂した2024年シーズンを経てペイトリオッツで示したように、経験と技術を駆使して成功をつかむことができる。それはディーボ・サミュエルの退団を受けてコマンダースが切実に必要としていた役割であり、ディッグスはその役割を担うことを映画のような展開だと捉えている。
すべてが順調に進めば、ディッグスは育った場所から車で1時間もかからないところで、映画のワンシーンのような瞬間を迎えることになるだろう。
ディッグスは「これ以上いいストーリーは考えられない」と語り、「キャリアのこの段階で健康を取り戻し、ACLのケガから復帰し、成功を収め、地元のチームに移籍して、そこで輝きたいと思っている。地元のために力を尽くしたい」と続けた。
【RA】



































