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地元チームのカウボーイズへの加入は「夢の中の夢」と語るOLBミラー

2026年08月20日(木) 11:55

ダラス・カウボーイズのボン・ミラー【James D Smith via AP】

ダラス郊外で育ったアウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーの両親は、ほぼすべてのNFLファンがダラス・カウボーイズに対して抱く“好きか嫌いか”という反応を体現する存在だった。

ミラーの原体験の一つは、父親がテレビで試合を観ながらカウボーイズの活躍を喜んでいる姿を見たことだ。一方の母親はカウボーイズファンではない。

カウボーイズと1年最大750万ドル(約11億8,805万円)の契約を結んだミラーは、現地18日(火)に臨んだ入団記者会見で「今年はみんなが一つのチームを応援する初めての年になる。みんなで青いユニフォームを着られるのは最高だ」とコメント。傑出したパスラッシャーとして活躍してきた37歳のミラーは、幼少期に目にしたスーパーボウル制覇の栄光を、再びチームにもたらすことを目指している。

ミラーは過去にもカウボーイズへの加入について話し合いを行っており、2021年シーズンにロサンゼルス・ラムズの一員としてキャリア2度目のスーパーボウル制覇を経験した直後にもその話が出ていた。ミラーは結局、バッファロー・ビルズと契約して3年間在籍し、昨季はワシントン・コマンダースに移籍したが、今回はすべての条件が整ったことからカウボーイズに加わることになった。

「まるで映画の“インセプション”みたいだ。夢の中の夢という感じ。ずっとナショナル・フットボール・リーグでプレーしたいと思っていて、ダラス・カウボーイズでプレーしたいとも思っていた。16年目にして、ついにここまで来られた」とミラーは話している。

カウボーイズの新しい守備コーチ陣とのつながりがあったことは、ミラーにとって追い風となった。パスラッシュ・コンサルタントのB.T.ジョーダンは長年、ミラーのトレーナーを務めていた人物だ。また、ミラーには守備コーディネーター(DC)のクリスチャン・パーカーとデンバー・ブロンコスで、ディフェンシブラインコーチのマーカス・ディクソンとラムズで共に仕事をしていた経験もある。

さらに、ミラーにはアウトサイドラインバッカーのラシャン・ゲイリーやドノヴァン・エザラクーをはじめとするカウボーイズの複数の選手とのつながりもあり、先月にはラスベガスでスタークオーターバック(QB)ダック・プレスコットとも顔を合わせた。こうしたことを踏まえ、カウボーイズの象徴である“スター”のヘルメットをかぶるという長年の夢をかなえるため、すべての要素がうまくかみ合うようになったとミラーは感じている。

「これが実現したということは、本当に何でも実現できるということを示している。故郷に戻ってダラス・カウボーイズの一員としてここにいられるなんて、本当に最高だ」とミラーは語った。

現役NFL選手で最多のサック数を誇るミラーは、ここ数年で屈指の好成績を残したばかりだ。昨季はコマンダースで出場機会を慎重に管理されながら9回のサックを記録。カウボーイズでも同程度のスナップ数に参加すれば“8サックは達成できる”と自信を見せたミラーは、次のようにコメントしている。

「1試合で60プレーに参加して相手をぶっ倒し続けるのかって? それはたぶんないけど、まだその力は残っている。特に勝負どころでは、今でも多くのプレーで勝負に勝てる」

ミラーについては、まだすべてが決まったわけではなく、カウボーイズで着用する背番号も決めかねている状況だ。火曜日に行われたニューオーリンズ・セインツとの合同練習では、ミラーとフルバック(FB)ハンター・ループケの2人がともに40番を着用していた。

「背番号にこだわるつもりはないけど、彼にはすでに断れないようなオファーをいくつか出している。一生分の鶏肉をあげれば決まるんじゃないかな」と養鶏場を経営しているミラーは語り、「背番号はもちろん大事だけど、一番重要なのは多くの試合で勝ち、大舞台でプレーすること。背番号は二の次だ」と続けた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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