古巣イーグルスとの合同練習で元チームメートと再会したペイトリオッツWRブラウン、「いつまでも愛情は変わらない」
2026年08月20日(木) 12:20
フィラデルフィア・イーグルスからのトレードでニューイングランド・ペイトリオッツに加入したワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンは、新天地で再出発できることに「特別な思いがある」と話していた。
現地19日(水)、ペイトリオッツがイーグルスを迎えて合同練習を行う中、かつてのチームメートやコーチ陣と再会したブラウンは、フィラデルフィアでの在籍終盤に抱いたわだかまりはすでに過去のものだと話した。
「決着をつけるとか、そういう話じゃない。愛情だよ」とブラウンは語った。
「彼らとは一緒にスーパーボウルリングを勝ち取った。周りがどう思おうと、いつまでも愛情は変わらない。フィリーが大好きだし、これからもずっと好きだ。でも今の俺はここにいる。自分がいる場所はここだし、そこだけに集中している」
ペイトリオッツの新しい練習施設では、メインの練習場2面が丘の上にある。そこへ向かうには、選手たちは手前にある小さな練習場を横切らなければならない。水曜日の練習前、そのフィールドではイーグルスの選手たちがストレッチをしていたため、ブラウンは元チームメートの間を通って移動することになった。
その短い距離を走る間、ブラウンはほとんどヘルメットをかぶったまま下を向き、通り過ぎる際に数人のアシスタントコーチに軽くあいさつしただけだった。
しかし、練習が始まり、11対11のドリルでイーグルスのコーナーバック(CB)クインヨン・ミッチェルと対峙すると、一気にギアを上げた。
最初のプレーでは、ブラウンがミッチェルと手を使って競り合った後、サイドライン際で間合いを作った。クオーターバック(QB)ドレイク・メイがブラウンへロングパスを投げ、ブラウンは片手で触れたものの、最後はミッチェルがボールをはじき出した。
結果はインコンプリートに終わったが、ファンで埋まった観客席からはひときわ大きな歓声が上がった。
プロボウル選出3回のブラウンと、イーグルスで3年目を迎えるオールプロ選出のミッチェルが、この日の練習で直接対決したのはこの1回だけだった。
「最初のプレーでは、Qがちょっとホールディングしていたけど見逃してもらったね」とブラウンは笑いながら話した。
「俺が一度は勝っていたけど、あいつはそこからプレーに戻ってきた。あとは俺が最後まで決め切らないといけない」
ミッチェルも、このプレーでは普段以上に気持ちが入っていたと認めている。
「フィリーで何度もやり合ってきたから、少し気持ちが高ぶった」とミッチェルは話した。
「彼は本当に素晴らしいレシーバーだ。何度も勝負を挑んでくるし、守る側にとって難しい相手。今日また彼と競い合えたのは本当に楽しかった」
昨季はブラウンの成績が落ち込むのと並行して、イーグルスとの関係も悪化していった。とりわけ、第59回スーパーボウルでMVPに輝いたQBジェイレン・ハーツとの関係は冷え込んだ。
ブラウンにとって不満の募るシーズンは、イーグルスがサンフランシスコ・49ersに23対19で敗れたワイルドカードラウンドで頂点に達した。ブラウンとヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニがサイドラインで口論する様子をテレビカメラが捉え、警備員が仲裁に入る事態となった。ブラウンは一時、いら立ちからヘルメットを脱ぎ捨て、シリアニに向かって声を上げている。
ブラウンは、トレード後にハーツとは話していないと明かした。
「はっきり言って、そんなことはもう重要じゃない」とブラウン。
「その質問をすれば、話がネガティブな方向に行くのは分かっているだろう。そこには踏み込まないでおこう。全部前向きにいこう。俺の方には愛情しかないし、前に進むだけだ。それだけだよ」
イーグルス時代の最後を象徴する場面の一つとなったあの出来事について、ファンに伝えたいことはあるかと問われると、ブラウンはそれもすでに過去のことだと話している。
「イーグルスファンへのメッセージ? みんなのことが大好きだ。それに、俺は過去を振り返っていない」とブラウンは応じた。
「あの試合では、確かに最高のプレーはできなかった。でも、俺は過去にはとらわれない。もう終わったことなんだ」
一方のハーツも、ブラウンの移籍についてわだかまりはないと話している。
「彼が向こうで競い続けているのは分かっている」とハーツは語った。
「彼のことは今も大切に思っている。それはずっと変わらない」
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