NFLオーナーたちがコスラ家へのシーホークス売却を承認
2026年08月27日(木) 12:30
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルが現地26日(水)、前オーナーのジョディ・アレンからヴィノド・コスラとニールー・コスラが率いるコスラ家へのシアトル・シーホークスのフランチャイズ売却を、NFLのオーナーが満場一致で承認したことを発表した。
『ESPN』によると、コスラ家は7月11日にポール・アレンの遺産管理団体とリーグ史上最高額となる96億1,200万ドル(約1兆5,313億2,617万円)で正式な売買契約を締結したという。
アレンの遺産管理団体は2月18日、フランチャイズ史上2度目のスーパーボウル制覇を果たしたチームの売却手続きを開始したと発表した。
ヴィノド・コスラは水曜日にアトランタで開かれたNFLオーナー会議で、共同オーナーである妻のニールーと息子のニールに挟まれながら次のように語った。
「スーパーボウルで優勝したばかりのフランチャイズを買収する機会は、そうそうないだろう? アレンの信託からこのような機会を得られたことを非常に幸運に思うと同時に、身の引き締まる思いだ」
グッデルはコスラ家による現スーパーボウル王者の買収は“絶妙なタイミング”だったと冗談を飛ばしつつ、「何よりも重要なのは、彼らがシアトル・シーホークスとその組織、そして地域社会との素晴らしいパートナーシップを見事に守り抜いてくれると、私は大きな確信を持っている」とつけ加えた。
1997年にポール・アレンが当時のオーナーであるケン・ベーリングから1億9,400万ドル(約309億0,692万円)で買収して以来、シーホークスはアレン家の所有となっていた。アレンはチームをシアトルに残す上でも重要な役割を果たしており、売却完了後も本拠地はシアトルに残る予定だ。
シーホークスは本拠地ルーメン・フィールドの使用契約を2032年まで結んでおり、その後は10年間の延長オプションを3回行使できる。
スタジアムに関する長期的な計画について尋ねられたヴィノド・コスラは、ルーメン・フィールドを「象徴的な存在であり、シーホークスのブランドに欠かせない要素だ」と述べた。
「もちろん、私たちはまだオーナーではないし、学ぶべきことはまだたくさんある。だが、経営陣や関係者、シアトルの地域社会と協力し、この象徴的なブランドを守っていきたい」
『Microsoft(マイクロソフト)』の共同創業者でもあるアレンは、2018年に非ホジキンリンパ腫の合併症のため65歳で死去。それ以降は妹のジョディ・アレンがシーホークスとNBAのポートランド・トレイルブレイザーズを所有してきた。
遺産管理団体は昨年9月、NHLのカロライナ・ハリケーンズのオーナーであるトム・ダンドン率いる投資グループへトレイルブレイザーズを売却することで合意した。取引にはNBA理事会の最終承認が必要だが、売却後もチームはポートランドに残る予定となっている。
NFLで最後にチーム売却が行われたのは2023年のワシントン・コマンダースだ。ジョシュ・ハリス率いるグループはマジック・ジョンソンらとともに、長年オーナーを務めていたダン・スナイダー一家から当時のNFL史上最高額となる60億5,000万ドル(約9,638億4,970万円)でチームを買収した。
シーホークスは今年2月にニューイングランド・ペイトリオッツを29対13で下し、スーパーボウル制覇を達成している。
ヴィノド・コスラは「これから待ち受けている課題は、実にシンプルだ。連勝を続け、またスーパーボウルを制することだ」と述べた。
【RA】



































