シーホークス戦で焦りが「敗戦を招いた」とペイトリオッツQBメイ
2026年09月11日(金) 11:05
ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)ドレイク・メイは、スーパーボウルの再戦となったシアトル・シーホークスとのシーズン開幕戦で、勝利をつかむチャンスを逃した。試合終了間際に決定的なインターセプトを喫し、ペイトリオッツは13対10で敗れている。
昨季のスーパーボウル王者であるシーホークスは、試合開始からわずか5プレーで先発QBサム・ダーノルドが負傷退場した。その後はペイトリオッツが試合の主導権を握り、第3クオーター序盤には10対0とリード。しかし、そこからメイが崩れ、最後の3回の攻撃では立て続けにパスを相手に奪われた。
NFL3年目のメイは、3つのミスを招いた原因として自身の焦りを挙げている。
「試合は自分たちがコントロールしていた」とメイは語った。
「着実に前進しながら、焦らず攻めるプランもうまくいっていたと思う。でも、俺が焦ってしまい、自分の判断で試合を落とした」
「次はもっと良いプレーをすると自分に誓っているし、シーズンは長いということも理解している。ただ、ああいうミスは許されない。本当に許されないことだ。受け入れられないし、もう一度練習に取り組まなければならない。あれは俺らしいプレーではないし、ペイトリオッツのクオーターバックとして見せたい姿でもない」
メイはパス33回中23回成功、178ヤード、タッチダウン1回をマークした一方、自己最多となる3回のインターセプトを記録した。獲得ヤードの大半はショートパスやチェックダウンによるものだった。10エアヤード未満のパスでは、23回中20回成功で134ヤード、タッチダウン1回を記録。CPOE(期待値に対する実際のパス成功率との差)は+8.9%だった。一方、10エアヤード以上のパスでは苦戦し、8回中3回の成功で44ヤードにとどまり、3回のインターセプトを喫している。CPOEは-12.7%だった。3回のインターセプトはいずれも、20エアヤード以上のディープパスを狙った場面で起きている。昨季のレギュラーシーズンを通じてディープパスで記録したインターセプトは1回だけだったが、この試合ではそれを2回上回った。
3つのインターセプトによって試合の流れは一変し、ペイトリオッツは敵地での勝利を逃した。
ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルは次のように話している。
「インターセプトを3回も喫するわけにはいかない。ドレイクも分かっている。最初のインターセプトでは、ファーストダウン更新まで長い距離が残る状況に自ら追い込まれた。おそらく無理に投げようとしたのだろう。最後のプレーでは、相手が素晴らしいプレーをしたと思う」
中でも、最後のインターセプトは最も痛いミスだった。
この試合で初めてリードを許した後、メイは正確なパスを何本か通し、自らのランでも重要なファーストダウンを獲得して、シーホークス陣16ヤードまで攻め込んだ。しかし、ここでも焦りが出てしまう。同点のフィールドゴールを狙える位置まで進み、残り時間は26秒。メイはエンドゾーンにいたワイドレシーバー(WR)マック・ホリンズへ無理にパスを投げたものの、飛距離が足りず、インターセプトされた。判断もパスの精度も悪く、痛恨のミスとなった。
「十分に遠くへ投げられず、ボールをフィールドの外に逃がすこともできなかった。受け入れられないミスだ」とメイは振り返る。
「悪くても延長戦に持ち込める状況だった。絶対に避けなければならなかったのがターンオーバーで、俺はそれをやってしまった」
試合序盤のメイは、相手守備の出方に応じて堅実にパスを通していた。シーホークスが仕掛けるプレッシャーに対しても、スーパーボウルのときより効果的にパスの逃げ道を見つけていた。しかし、終盤になると無理にビッグプレーを狙い始め、その代償を払うことになった。
「冷静さを失ってしまった」とメイは話している。
「それが一番の問題だ。ロメオ(ドゥブス)にサイドライン際のパスを無理に通そうとするまでは、本当にうまくいっていた。辛抱強くチェックダウンを使いながら、ファーストダウンの更新を目指していた。スリーアンドアウトもかなり避けられていた。プレーを重ねていけば、いずれビッグプレーも生まれる。それを目指していたのに、俺が焦ってしまい、さっきも言ったように、最終的に試合を落とす判断をしてしまった」
今回の敗戦は、メイ自身が受け止めなければならない。オフェンシブラインやプレーコールのせいにはできず、一連の判断ミスが勝敗を分けた。
今は悔しさが残るだろうし、内容も非常に厳しいものだった。しかし、シーズンはまだ始まったばかりだ。ペイトリオッツは昨季も第1週にラスベガス・レイダースに敗れながら、スーパーボウルまで勝ち進んでいる。9月の水曜日に行われたこの1試合よりも、メイがここからどう立て直すかの方が、その真価を物語るだろう。
「シーズンは長い。われわれは下を向かない。彼にも、このチームの全員にも絶大な信頼を寄せている。これから彼は、何度もチームを助けるプレーを見せてくれるだろう」とブラベルはコメントしている。
【R】



































