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ライアンがスーパーボウル史上初の背番号“2”QBに

2017年01月31日(火) 10:06

アトランタ・ファルコンズのマット・ライアン【AP Photo/David Goldman】

アトランタ・ファルコンズのクオーターバック(QB)マット・ライアンはようやくスタープレーヤーとしての正当な評価を受けるようになってきた。そのパフォーマンスのすごさをいったい誰が否定できるだろうか。

ライアンが挑む最終ステージにおいて、同選手と同様のユニフォームを着たQBはいまだかつて存在しない。ここではライアンの代名詞とも言えるその背番号に注目したい。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ライアンはスーパーボウル史上初めて背番号“2”を付けて出場するQBとなるそうだ。102人目のQBにして初めての快挙となる。

背番号2を付けたQBが今まで存在し得なかったのは単純に驚きだ。まるでこのリーグの中では“2”という数字が毛嫌いされているかのようでもある。

ひとまず、QBに限らず背番号2を付けた著名な選手を振り返ってみよう。

まずはシカゴ・カーディナルスのランニングバック(RB)兼QBで殿堂入りも果たしているチャーリー・トリッピ。『Pro Football Reference(プロフットボール・レファレンス)』によると、背番号2を付けた最初の選手がトリッピだそうだ。トリッピはまだスーパーボウルが開催される前の世代で活躍していたが、1945年にドラフト全体1位指名を受け、オール1940年代チームにも選出されている素晴らしいプレーヤーだった。

次に2000年代初めのプレーヤーで、1999年ドラフトから頭角を現したQBのアーロン・ブルックスとティム・カウチ。ブルックスは4巡目、カウチは全体1位で指名を受けている。この2人を合わせると“2”度プレーオフに進出している。

だが、背番号2を付けて活躍した選手の大半はスペシャリストだ。一番最近の例で言えば、元バッファロー・ビルズのキッカー(K)スティーブ・クリスティと元フィラデルフィア・イーグルスのサウスポー、Kデビッド・エイカーズが挙げられ、ほとんどの場合がキッカーだった。

QBのジャマーカス・ラッセルやジョニー・マンジール――ドラフト1巡目指名ながら大失敗に終わった、背番号2を付けた選手たち――のグッズを所持しているファンもいまだに多く存在するだろうが、双方ともNFL入りから3年後にはフィールドからその姿を消している。

もう一度NFL史を丹念に調べれば、背番号2を付けた偉大な選手は他にもたくさんいるはずだ。しかし、今週末のスーパーボウルにおけるライアンの伝説的な活躍が背番号“2”の新たな時代を切り開いてくれるかもしれない。

ニューヨーク・ヤンキースにおけるデレク・ジーターの2番のように、いつの日かライアンの背番号もNFLの永久欠番となるだろうか。

まずはシカゴ・カーディナルスのランニングバック(RB)兼QBで殿堂入りも果たしているチャーリー・トリッピ。『Pro Football Reference(プロフットボール・レファレンス)』によると、背番号2を付けた最初の選手がトリッピだそうだ。トリッピはまだスーパーボウルが開催される前の世代で活躍していたが、1945年にドラフト全体1位指名を受け、オール1940年代チームにも選出されている素晴らしいプレーヤーだった。

次に2000年代初めのプレーヤーで、1999年ドラフトから頭角を現したQBのアーロン・ブルックスとティム・カウチ。ブルックスは4巡目、カウチは全体1位で指名を受けている。この2人を合わせると“2”度プレーオフに進出している。

だが、背番号2を付けて活躍した選手の大半はスペシャリストだ。一番最近の例で言えば、元バッファロー・ビルズのキッカー(K)スティーブ・クリスティと元フィラデルフィア・イーグルスのサウスポー、Kデビッド・エイカーズが挙げられ、ほとんどの場合がキッカーだった。

QBのジャマーカス・ラッセルやジョニー・マンジール――ドラフト1巡目指名ながら大失敗に終わった、背番号2を付けた選手たち――のグッズを所持しているファンもいまだに多く存在するだろうが、双方ともNFL入りから3年後にはフィールドからその姿を消している。

もう一度NFL史を丹念に調べれば、背番号2を付けた偉大な選手は他にもたくさんいるはずだ。しかし、今週末のスーパーボウルにおけるライアンの伝説的な活躍が背番号“2”の新たな時代を切り開いてくれるかもしれない。

ニューヨーク・ヤンキースにおけるデレク・ジーターの2番のように、いつの日かライアンの背番号もNFLの永久欠番となるだろうか。