プレーオフに入ってから始終、鼠径部に痛みを抱えていたと語ったベル。『Around The NFL（アラウンド・ザ・NFL）』のコナー・オールは先週、スティーラーズがベルの負傷を不適切に報告したかどうかについてNFLが調査を行うと報じた。

ベルは「皆知らなかっただろうがプレーオフ中ずっと痛みがあった。マイアミ・ドルフィンズ戦でやってしまったんだ。カンザスシティ・チーフス戦はそのまま何とかできたが、ペイトリオッツ戦の序盤で限界だった」と明かす。

もしペイトリオッツ戦でそのまま出場を続けていたら、チームに対する申し訳なさがあっただろうとベルは語った。

「ホールができていたのに前に出られなかったとき、もう駄目だと気づいた。これはチームに迷惑をかけるなと感じたんだ。相当な痛みがあった。だから、もうそこで下がることに決めたのさ」

もしベルが万全な状態であったならば、ペイトリオッツ戦は違う結果になったかもしれないと信じるファンは多い。

ベルは自身のチームについてこうも話している。

「俺のチーム全員が万全の状態だったら、勝つには相当厳しい相手だと思う。俺たちの調子が良い時に勝てるチームはそうそういないはず。しかし、ペイトリオッツ戦では全くそんな状態じゃなかった。ベン（ロスリスバーガー）が消え、俺も消えた。6プレーか7プレーは出たけどね。しかし、今年のペイトリオッツもよくやったと思う」

ベルはもうじきフリーエージェントとなり――もしスティーラーズがフランチャイズタグを付けなければ――RB市場で大人気の選手となるだろう。

ベルは最後に、「もちろん、スティーラーズでプレーできたら最高だ。チームを変えたくはないし、考えたくもない。全てうまくいくことを願っている。このリーグで1番のRBは俺だと思っているから、チームがちょっとした愛情を見せてくれることを信じている」と締めくくった。