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バイキングスがトレードアップでRBダルヴィン・クックを獲得

2017年04月29日(土) 10:28


ミネソタ・バイキングスからドラフト2巡目指名を受けたダルヴィン・クック【AP Photo/Matt Rourke】

ミネソタ・バイキングスがドラフト2巡目で将来性のあるランニングバック(RB)を獲得した。

シンシナティ・ベンガルズとのトレードアップによって7人分の指名を繰り上げたバイキングスは全体41位でフロリダ州立大学のRBダルヴィン・クックを指名。引き換えにバイキングスは全体48位の指名権と4巡目(全体128位)の指名権をベンガルズに譲渡している。

クックは2007年ドラフト全体7位指名のエイドリアン・ピーターソン以来、トップ50以内でバイキングスにより指名を受けた初めてのRBとなった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはクックの実力について1巡目での指名もおかしくなかったものの、フィールド外での素行問題が懸念されたために上位指名が見送られていたと報じている。

身長約178cm、体重95kgのクックは大学時代で複数の故障を経験し、前月のスカウティングコンバインでも目立った成績を収めてはいなかったが、試合映像を見たスカウトは皆一様にクックに惚れた。大学での3シーズンを通して毎年1,000ヤードをクリアし、ラッシュ平均は6.5ヤードを記録したスリーダウンバックである。

タイトなスペースをものともせず相手ブロックをかわす能力に長けているクック。ランにおける緩急の付け方も非常にうまい彼はパスゲームの中でその実力をいかんなく発揮するはずだ。

スリーダウンプレーヤーとしてクックはバイキングス攻撃陣に完璧なフィットを見せるだろう。パス攻撃を選択すれば、クックはショットガンからのランによって相手ディフェンスをかき乱すことができる。ジェネラルマネジャー(GM)リック・スピルマンはピーターソンを放出した際、バイキングス攻撃陣にフィットするプレーヤーの獲得を希望すると語っていた。クックはまさに、そのチーム待望の選手である。