QBスタッフォードの後継者探しに“焦り”を感じていないラムズ
2026年03月07日(土) 14:39
ロサンゼルス・ラムズはクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードの控えを務める選手を獲得する必要があるが、長期的な計画を急いで立てる必要は感じていない。現時点では、NFL MVPに輝いたスタッフォードが現役を続ける意思がある限り、起用を続ける方針だ。
今週、ジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードは38歳のスタッフォードがいつ引退してもおかしくない状況を踏まえ、将来的な後継計画――例えば、ブレット・ファーブからアーロン・ロジャース、さらにジョーダン・ラブへとつないだグリーンベイ・パッカーズのようなケース――についてどう考えているのかと質問された。
チーム公式サイトによると、スニードGMは「以前にも話したと思うが、私たちは常に複数のシナリオを検討している。マシューが引退に近づいていることは十分承知している。マシューとはフィリップ・リバースがサーズデーナイトゲームに出場した夜に、テキストや電話で楽しいやり取りをした。デートナイト中の彼に“この人はもう44歳だ”と言ったんだ。冗談めかして言ったが、現実に目を向ける必要がある。私たちは皆、それについて正直に話しているし、焦って動こうとはしていない。可能性としては常にあるが、切羽詰まった問題ではない」と述べたという。
スタッフォードの将来に関する質問はここから毎年出てくるはずだ。人生のほぼ半分(2026年には47%に達する)をNFLで過ごしてきた18年目のベテランにとって、それは当然の流れだと言えよう。
今のところ、ラムズはスタッフォードが引退するまで、その年数を最大限に活用することに集中している。
その姿勢は、コーナーバック(CB)トレント・マクダフィーを獲得するために、2つ目のドラフト1巡目指名権と他3つの指名権をトレードで手放したことからも明らかだ。ラムズが将来を担うQBをドラフト序盤で指名する可能性はかなり低い。スニードGMはドラフト全体13位指名権を用いて堅実なロースターの穴を埋めつつ、QBの世代交代については別のタイミングで考えると見られている。
ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはスタッフォードに関するスニードGMの考えに同調し、「それがどれほど珍しいことかは十分に理解している」と語った。
「そうしたすべての要素が影響してくる。マシュー自身も何度も話していると思う。昨季の出場していなかった時間こそ、彼の謙虚さや、いかに素晴らしく気配りのできる人物であるかが如実に表れていた。ジミー(ガロポロ)にそのプレー機会を任せられたことには非常に価値があった。今では、彼が対峙するディフェンスや周囲の10人が、私たちの方針に沿った形で成長し続けられるようになっている。マシューが出場できない場合に代わりを任せられる選手がいるかどうかが肝心だ。そして、将来を見据えつつ、どう対応していくかも考える必要がある。そのポジションはマシューが最高のパフォーマンスを発揮するために極めて重要だ。だからこそ、ジミーはこの2年間、私たちにとってとても重要な存在だった」
ガロポロがフリーエージェント(FA)となり、出場機会を争えるチームに移籍する可能性がある中、ラムズではバックアップQBの補充が必要となっている。マクベイHCが指揮官を務める限り、ラムズでプレーしたいと望むベテランクオーターバックはいるはずだ――たとえ、スタッフォードが負傷しなければ先発出場できないと分かっていたとしても。ラムズはベテラン選手が自身の評価を取り戻しつつ、リーグ屈指の指導者から何かを学び取れる場だ。
スーパーボウル制覇は特別だ。ラムズが今、ロンバルディトロフィーを追い求めることを優先し、後継計画を後回しにする姿勢は正しい。結局のところ、ファーブからロジャース、そしてラブへの世代交代がいかに高く評価されていても、パッカーズが1996年以降にスーパーボウル制覇を果たしたのは2回だけだ。一方のラムズは、クオーターバックの状況がはるかに不安定だったにもかかわらず、その期間に同じく2回ロンバルディトロフィーを掲げている。
【RA】



































