デンバー・ブロンコスとデトロイト・ライオンズが無観客でシーズンを開始する。

現地21日（金）、両チームはホーム初戦を無観客で行うと発表し、ライオンズはホーム第2戦も無観客試合になると明かした。

ブロンコスは声明の中で、「州と協力し、安全を最優先に考えた結果、われわれはエンパワー・フィールド・アット・マイル・ハイで行われるテネシー・タイタンズとのホーム開幕戦を無観客で行うことを決定した。このような困難な状況にもかかわらず、今年、ブロンコスのファンが示してくれている忠誠心と熱意には本当に感謝している。しかしながら、この措置は今、われわれがコミュニティのためにすべきことである」と述べている。

「われわれの組織はシーズン序盤から人数制限を行いつつも、徐々に観客を増やしていくことを期待している。観客について慎重なアプローチをとることにより、行動をおこす前に新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に関するすべての安全対策を評価し調整することが可能になる」

ブロンコスはこの数週間で進展があれば、早ければタンパベイ・バッカニアーズを迎え撃つシーズン第3週のホームゲームでファンを動員する可能性がある。一方で、ライオンズがファンを迎え入れるのは11月まで待たなければならない。ライオンズがホームで臨む3試合目は11月1日に予定されるインディアナポリス・コルツ戦だ。

「私たちはフォード・フィールドにおける新しい形の試合プロトコルの実現に、かなりの時間と労力を費やしてきた。州のガイドラインの許可が下りればファンをライオンズの試合に動員する準備が整っている」と声明で語ったライオンズの球団社長を務めるロン・ウッドは「選手、コーチ、そしてスタッフの健康と安全は、2020年シーズン計画のあらゆる面で焦点となっている。COVID-19要件に関し、われわれがNFLとNFL選手会に承認された最初のチームであったことがそれを証明している。われわれはスタジアムでファンに安全で楽しい体験を提供できると確信している」と続けている。

「フォード・フィールドを訪れるライオンズのファンは伝統的に親密な環境を築いてきた。たとえ、収容人数を減らしたとしても、地区ライバルであるシカゴ・ベアーズとの開幕戦で彼らが不在であることを寂しく感じるだろう。2020年に予定される残りのホーム戦6試合はファンを動員できることを期待する」

このパンデミックではあらゆることがそうであるように、状況は流動的だ。それでも、ひとまずは、この2チームも2020年シーズン開幕週もしくはそれより長くの間、残念ながらファンを動員することができないクラブのリストに入ることとなる。

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