全米の人口の60％に相当する約2億人が、2月12日に開催された第57回スーパーボウルを観戦した。

この数字は、大手メディア測定分析会社のグループにおいて『Nielsen（ニールセン）』の視聴者測定データを補完し、特にどれだけの人々が試合を観戦したのかをより正確に理解すべく、ニールセンと共同で行った調査に基づいている。

今回の調査結果は、第57回スーパーボウルを1分以上視聴した人数として最初に報告された約1億8,300万人のユニーク視聴者と比較して、9％増加する結果となった。また、この調査では、1分間の平均視聴者数は約1億3,600万人であることも明らかになった。

NFLのデータおよび分析責任者であるポール・バリューは「スーパーボウルはその比類なき視聴率だけでなく、その大部分がグループ視聴であることから、テレビおよびメディア業界において特異な存在となっている。この特別なイベントの視聴者の全体像を把握するためには、さらなる測定が必要だ。ニールセンとの調査の結果は、スーパーボウルの真の影響力を示している」と話した。

NFLは米国で第57回スーパーボウルを視聴した人の数をさらに把握するために、ニールセンに調査を依頼した。調査はシカゴ大学『NORC（全国世論調査センター）』が“AmeriSpeak”を使って実施している。

ニールセンのグローバルスポーツマネジングディレクターのジョン・ステイナーは「ニールセンは50年以上にわたってスーパーボウルの視聴率を測定しており、ファンがこの大一番をどこでどのように見るかという大きな変化を最前列で観測している。われわれは、グループ視聴者が多いというこのイベントの特殊性を認識しており、今回の追加調査はわれわれの視聴者数測定を補完するものだ」とコメントした。

『FOX』、『FOX Deportes（FOXデポルテス）』に加え、FOXならびにNFLのさまざまなデジタルプラットフォームでアリゾナ州グレンデールのステート・ファーム・スタジアムから生放送された第57回スーパーボウルでは、カンザスシティ・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスを38対35で破り、優勝した。

【AK】