ダマー・ハムリンのカムバックストーリーが最新かつ最大の章を迎えようとしている。

バッファロー・ビルズのセーフティ（S）を務めるハムリンが現地10月1日（日）のマイアミ・ドルフィンズ戦で2023年シーズンデビューする予定だと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが29日（金）、伝えた。

その場合、25歳のハムリンは1月2日（月）のシンシナティ・ベンガルズ戦で心停止してから初めてレギュラーシーズンのゲームでプレーすることになる。

先発Sジョーダン・ポイヤーが膝のケガで欠場することになったため、53名のゲームデーロースターにいるハムリンにチャンスが巡ってきた。

公式的なプレー復帰は日曜日ということになるが、彼はビルズのプレシーズンゲーム3試合すべてでプレーをしている。ビルズはリーグ内でも屈指の厚みと才能あるセカンダリーを有するため、シーズン最初の3試合はインアクティブだった。

プレシーズン中のハムリンは73回のディフェンシブスナップに参加し、スペシャルチームのプレーに19回加わった。

2022年シーズン第17週の試合中、彼はあるプレーでベンガルズのワイドレシーバー（WR）ティー・ヒギンズと接触。不運にもそれが心臓振とうを引き起こし、一時心停止に陥った。

フィールドに横たわったハムリンにはCPR（心肺蘇生法）が行われた。その後、救急車でシンシナティ大学医療センターに搬送。危篤状態だった彼は1週間ほどそこで治療を受けた。一定の回復後にバッファローの病院に移され、さらなる治療を受けて1月11日（水）に退院していた。

それからしばらくしてハムリンはカムバックに向けて動き出した。4月にはフットボール活動への復帰を許可され、6月にはチームのドリルに参加。8月のトレーニングキャンプにはフル参加してプレシーズンデビューを果たした。

このまま予定通りにいけば、ハムリンは日曜日に堂々のレギュラーシーズン復帰をかなえることになる。

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