DPIの裁定が初めてリプレーで覆される
2019年08月09日(金) 13:391時間にわたる悪天候による試合中断を耐え抜いた観客たちは、歴史的瞬間の目撃者となった。パスインターフェアの裁定が、初めてリプレーによって覆されたのだ。
ニューヨーク・ジェッツ対ニューヨーク・ジャイアンツの第3クオーター、ジェッツのクオーターバック(QB)デイビス・ウエッブがワイドレシーバー(WR)ティム・ホワイトに向かってパスを投げた際、ジャイアンツのコーナーバック(CB)コーリー・バレンタインがホワイトの左手首をつかみ、パスはインコンプリートとなった。
フィールド上でバレンタインのディフェンシブパスインターフェア(DPI)がコールされなかったことに対し、ジェッツのヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズがチャレンジした。クリート・ブレイクマンを始めとする審判らはレビューによってバレンタインのDPIがあったと判断している。
NFLのオフィシャル部門上級副社長のアル・リベロンはこの裁定について、『Twitter(ツイッター)』で「ディフェンダーはレシーバーがボールをキャッチする機会をかなり妨げた。明確ではっきりと視認できるディフェンシブパスインターフェアの証拠があるため、フィールド上の裁定が変更された」と説明した。
プレシーズンにパスインターフェアに対するチャレンジがあったのはこれが初めてではない。先週に実施されたホール・オブ・フェイム・ゲームでは、チャレンジがあったものの裁定が覆ることはなかった。
2019年に導入されたパスインターフェアレビューのルールでは、前後半残り2分に入るまでは、HCがパスインターフェアのペナルティにチャンレンジできる。残り2分以降のパスインターフェアのレビューは、リプレーオフィシャルによって主導される。リプレーオフィシャルが試合を止めるのはパスインターフェアがあった、もしくはなかったとする“明確ではっきりと視認できる証拠”があるときのみだ。
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