フィールズは「トップレベルのQBとしてブレイクする準備ができている」と語るジェッツHCグレン
2025年03月31日(月) 10:52
ニューヨーク・ジェッツは、ジャスティン・フィールズがチームのクオーターバック(QB)問題を解決してくれる存在になることを願っている。
ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンは、これまでにピッツバーグ・スティーラーズとシカゴ・ベアーズでプレーしてきたフィールズが、ジェッツで安定したシーズンを送る準備ができていると信じている。
現地30日(日)、グレンHCは年次リーグミーティングで『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタに対し、「彼には静かな自信がある」と述べた。
「彼のディープパスは本当に素晴らしい。そして脚力は、大学時代だけでなくNFLでも通用するほどダイナミックだ。トップレベルのクオーターバックとしてブレイクする準備が整っていると思う。だからこそ、彼自身もトップ選手の1人になれるように全力を尽くすし、われわれも全力でコーチングして、フィールド上で彼が最高のパフォーマンスを発揮できるよう支えていく」
ジェッツはグレンHCと新たなQBを中心に、得られる限りの自信を持って臨むつもりだ。フィールズはアーロン・ロジャース時代の幕引きを受け、ニューヨークで先発の座を引き継ぐことになる。
フィールズはスティーラーズで過ごした1年間で、パスとランの両方で試合に勝てる力を証明した。2024年シーズンは、ラッセル・ウィルソンがふくらはぎのケガで離脱していた最初の6試合で先発を務めている。最終的にウィルソンが復帰したものの、フィールズは先発としてスティーラーズで4勝2敗の成績を残した。パス成功率はキャリア最高の65.8%を記録し、1,106ヤード、タッチダウン5回、インターセプト1回をマーク。さらにランでは62回のキャリーで289ヤードとラッシングTDを5回記録している。
フィールズをどのように起用するかを問われた際、ジェッツの新ヘッドコーチとなったグレンはこう答えた。
「彼にはクオーターバックとしてプレーしてもらう。それがどんな形であれ、彼の力を最大限に引き出していく」
フィールズの起用法に加えて、グレンHCはフィールズの強みのひとつであるランゲームにおいて、新加入のワイドレシーバー(WR)ジョシュ・レイノルズが重要な役割を果たすことを期待している。
「何よりもリーダーシップが大事だ」と、グレンHCはレイノルズに求める役割について語った。
「彼はこれまでに実績を積んできた選手であり、われわれがオフェンスで何を求めているのかを理解している。あまり知られていないかもしれないが、彼は優れたブロッカーでもある。それによってオフェンスに多くの可能性が生まれる。一般的に、レシーバーがブロックすればするほど、大きなプレーが生まれるものだ」
グレンHCはフィールズが1年目から成功を収められるよう、必要なピースを着実にそろえつつある。そしてその補強作業は、2025年のNFLドラフトでも引き続き進められていく見込みだ。
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