SBで重要なプレーを実行したチーフスRBマッキノンがリードHCとスタッフを称賛
2023年02月21日(火) 10:51カンザスシティ・チーフスのランニングバック(RB)ジェリック・マッキノンは第57回スーパーボウルで、何年も後に自分の孫に語れるようなタッチダウンを決めていたかもしれない。しかし、マッキノンはそうする代わりにスライディングし、チーフスが試合時間のほとんどを使い果たしてフィラデルフィア・イーグルスを下すのに貢献した。
『FOX4 News Kansas City(FOX4ニュース・カンザスシティ)』のハロルド・R・カンツによると、マッキノンは現地19日(日)に「自分たちの状況が分かった時点で、得点しないことに対してはためらいすらなかった。ただただありがたい。ファンや人々からもらったすべての反応がね。これ以上望むものは何もない」と語ったという。
イーグルスのコーナーバック(CB)ジェームズ・ブラッドベリーにディフェンスのペナルティが科された後、チーフスは試合終了まで残り1分48秒の時点で第1ダウンを獲得。このときイーグルスに残っていたタイムアウトは1回だった。ハンドオフを受けたマッキノンは左に向かって駆け抜け、得点を決める――そして記録に名を残す――代わりに、2ヤードラインで止まった。そこから先はご存じの通りだ。
あの場面でマッキノンが得点していたら、同点に追いつくのに十分な時間をイーグルスに与えることになっていた。マッキノンはヘッドコーチ(HC)のアンディ・リードとコーチングスタッフが、あのような状況を想定して自分やチームの準備を整えてくれていたことを評価している。
「毎週、あれを練習していた。ああいうふうに指導されていたから、あまり深く考えていなかった」と語ったマッキノンは「リードコーチの指導方法はまさにああいうものだ。もちろん、あのプレーの後、みんなの反応を見るまではその重要さを理解していなかったんだ。すべてがありがたい」
コーチ陣にとって、あの状況でタッチダウンしないように指導するのは1つの手だろう。とはいえ、選手がそれを実行するのはまた別の話だ。特に、ワイドオープンで簡単にタッチダウンできるような状況においては。オフェンスの選手は試合中、あのような状況以外ではすべてのスナップで得点を試みている。もうすぐフリーエージェント(FA)になろうとしているマッキノンは賢明にも、得点のチャンスがあった状況で適切な行動をとった。
【RA】