ニュース

ベン・ジョンソンがいなくてもライオンズはオフェンスを維持できると自信を見せるキャンベルHC

2025年04月09日(水) 09:06


デトロイト・ライオンズのヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベル【AP Photo/Rick Osentoski】

攻撃コーディネーター(OC)を務めていたベン・ジョンソンがシカゴ・ベアーズに移ったことで、デトロイト・ライオンズはプレーコーラーを失ったが、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルは成績が低下することはないと自信を見せている。

リーグ屈指のオフェンスが2025年に後退することはないとキャンベルHCが確信している理由は、選手たちにある。

『Detroit News(デトロイト・ニュース)』によると、キャンベルHCは先週、「これがデトロイト・ライオンズのオフェンスだ、ということだ」と述べ、こう続けたという。

「このオフェンスは(クオーターバック/QB)ジャレッド・ゴフ、(ワイドレシーバー/WRアモン-ラ)セント・ブラウン、(ランニングバック/RBジャーマイア)ギブス、(RBデビッド)モンゴメリーだ。フランク(ラグナウ、センター/C)、(オフェンシブタックル/OTペネイ)スウェル、(OTテイラー)デッカーだ。まだまだ続けられる。(WRジェイムソン・ウィリアムズ)もだ。それが私たちなんだ」

ライオンズはオフェンスの先発メンバーを11人中10人呼び戻しており、チームを去ったのはフリーエージェント(FA)となったベテランガード(G)ケビン・ザイトラーのみとなっている。

キャンベルHCにとって、オフェンスの爆発力と魅力がどれほど維持されるかを決めるのは、コーディネーターではなく、ゴフやセント・ブラウン、ギブス、モンゴメリー、ウィリアムズといった選手なのだ。

「“これがうちのスキームで、実行していることだ”と言うことはできるけど、違う、違うんだ。(選手たちが)それを現実のものにする。それがうちのプレーブックであり、選手たちだ」とキャンベルHCは強調している。

昨季、第1シードを獲得するまでの道のりで、ライオンズの面々はゴフがオフェンスを形作る上で担っている大きな役割について頻繁に話していた。ジョンソンが去ったことで、キャンベルHCはゴフの影響力が「一段階高まる」と予想している。

ライオンズのオフェンスを予測不可能で魅力的なものにしたのは、ジョンソンが導入を手助けしただけではなく、大事な場面で臆することなく仕掛けた独創的で爆発的なプレーだった。例えば、グリーンベイ・パッカーズ戦の第4クオーターに用いたフック・アンド・ラテラルのようなプレーがそれに当たる。問題は、新プレーコーラーのジョン・モートンがその傾向を維持するのか、それとも平均的なプレーに戻し、ライオンズ攻撃陣の活力を削いでしまうのかということだ。

理論上、ライオンズのオフェンスは堅実なプレーを維持するはずだ。しかし、モートンとジョンソンがどれほど異なるかを完全に把握できるのは早くても9月になってからだろう。

【RA】