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ジェッツが後継QBをドラフト指名する可能性に動じないQBフィールズ

2025年04月10日(木) 12:03


ジャスティン・フィールズ【Todd Rosenberg via AP】

2024年シーズンの途中にラッセル・ウィルソンに先発の座を明け渡したニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズは、チームがアトランタ・ファルコンズのように、契約直後に自分の後継をドラフト指名する可能性について、特に気に留めていない様子だ。

新人QBをドラフトで獲得し、先発争いをさせる可能性について問われたフィールズは、無用な波風を立てる発言は避けた。

「仮定の話に答えるのはあまり好きじゃない。だけど、前にも言ったように、教える意志はある。ただ、そういう質問にはあまり興味がない」とフィールズは語った。

この回答は、感情的になることも、質問を完全に突っぱねることもなく、冷静かつ賢明なものだった。

フィールズはまた、フロントオフィスに対して特定のポジションや選手の指名を求めるつもりはないことも強調した。

「それは俺の職権を越えた話だから、チームがどう判断しても受け入れるつもりだ」とフィールズは述べている。

ギャング・グリーンは現在、オフェンシブラインからワイドレシーバー(WR)、ディフェンシブライン、タイトエンド(TE)、セーフティ(S)に至るまで、ロースターの各所に補強を必要としている。どのポジションに上位指名を使っても不思議ではない状況だ。

ジェッツはヘッドコーチ(HC)アーロン・グレン率いる新体制のもと、QBアーロン・ロジャースによって生じた過去2年の混乱を立て直すべく、フィールズと2年総額4,000万ドル(約58億6,720万円)の契約を結んだ。新たな司令塔は、5勝12敗に終わった再建中のチームを底上げできる存在であることを証明しなければならない。フィールズは、その変革には時間がかかることを理解している。

「良いチームにも、悪いチームにも在籍したことがある」とフィールズは語った。

「だから、マインドセットとリーダーシップが重要だということを知っている。AG(アーロン・グレン)もデトロイト・ライオンズで最初はうまくいかない状況を経験している。だからこそ、悪い状況をどう良い方向へ変えるかを理解していると思う。俺自身も3勝14敗のチームにいたことがあるし、去年のピッツバーグ・スティーラーズのように、プレーオフに進出して好スタートを切ったチームにもいた。両方の経験があるからこそ、うまくいかないチームと成功するチームの違いが感覚的に分かる。今は良いチームの特性を取り入れて、プレーオフに進めるチームをつくるためのレシピを見つけたいと思っている」

【R】