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ファルコンズQBペニックスJr.の実力をトレーニングキャンプで見抜いていたと明かすSシモンズ

2025年04月10日(木) 12:29


アトランタ・ファルコンズのジャスティン・シモンズ【Aaron M. Sprecher via AP】

ベテランセーフティ(S)ジャスティン・シモンズはアトランタ・ファルコンズのクオーターバック(QB)マイケル・ペニックスJr.の実力を早い段階で見抜いていた。

昨年8月中旬にファルコンズと契約したシモンズは、現地8日(火)に『Up & Adams Show(アップ・アンド・アダムス・ショー)』でペニックスJr.が真の才能の持ち主であることに気づいていたのかと質問された際に、トレーニングキャンプを例に挙げ、次のように答えた。

「トレーニングキャンプだな。俺が練習に参加した3日目、文字通り加入してから3日目のことだった。彼はセカンドチームの練習に参加していて、セカンドチームのディフェンスと対戦していた。そのときにサイドラインに向かってノールックで投げたんだ。それは俺が今まで見た中で一番すごい投球だったと思う。それで、ああ、何だか分からないけど、彼には才能があるんだなと思った。だから、彼の今後が楽しみだ」

それは、6シーズンにわたって年に2回、カンザスシティ・チーフスのQBパトリック・マホームズと対峙してきたベテラン選手からのかなり高い評価だと言えよう。

ペニックスJr.はトレーニングキャンプでディフェンスのチームメイトを感心させていたのかもしれないが、左利きのペニックスJr.がフィールドに立つ姿をそれ以外の人たちが見たのは、クリスマスの直前になってからだった。ペニックスJr.はシーズン最後の3試合で先発を務め、プレーメイキング能力を発揮した。

シモンズがトレーニングキャンプでペニックスJr.のポテンシャルを見出していたと示唆したことは、ファルコンズにちょっとした動揺を与える可能性がある。昨シーズン、QBカーク・カズンズが苦戦し、ファルコンズはプレーオフ進出のチャンスを失った。チームが低迷していたシーズン半ばの時点でペニックスJr.がより良い選択肢だと感じていたとすれば、ヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスがもっと早くに交代させなかったのは意外だと言えよう。

昨年は過去のことだ。24歳のペニックスJr.は2025年シーズンに向けて、ファルコンズの先発クオーターバックとしての地位を確立している。

【RA】