アリゾナ・カーディナルスがNFLでの4シーズン目を迎えようとしているラインバッカー（LB）ゼイベン・コリンズを確保している。

現地3日（土）、コリンズがカーディナルスと2年1,400万ドル（約20億4,723万円）の契約延長にサインしたと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが報道。1,400万ドルのうち、1,125万ドル（約16億4,510万円）は契約時に保証されるとラポポートはつけ加えている。

その後、チームがコリンズの契約延長を正式に発表した。
　
ドラフト1巡目指名を受けたタルサ大学出身のコリンズは、NFL入りした初年度は苦戦を強いられたものの、2022年シーズンから本領を発揮し始め、タックル100回、サック2回、インターセプト1回、パスディフェンス6回を記録。2022年シーズンに1,000回以上のスナップに参加した後、2023年シーズンにはその数が636回まで減少したものの、サック数を増やした上で1回のインターセプトも決め、『Pro Football Focus（プロフットボール・フォーカス）』による守備グレードではキャリア最高の評価を得た。

カーディナルスは1巡目指名選手であるコリンズの5年目オプションを自由に行使することができたが、春にそれを辞退。コリンズは2024年に実力証明のための1年を過ごすことになっていた。今回の契約により、2026年シーズン末まで契約を結んだ状態となるコリンズは、カーディナルスでの役割に安心感を持つことができるだろう。

カーディナルスはコリンズが将来的にお金を払う価値がある選手になることを信じつつ、将来有望な若手ラインバッカーを手頃な価格でロースターに残すことになった。

【RA】