WRホプキンスが不在の間にWRバークスが“より多くの機会”を生かすことを期待するタイタンズ
2024年08月05日(月) 15:01現地3日(土)、テネシー・タイタンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハンは報道陣に対し、膝を負傷したワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスが“数週間”にわたってサイドラインにとどまることになったと正式に発表したが、ホプキンスは手術を免れている。
それは、ベテランレシーバーにとっては朗報だ。そして、この状況にはもう1つ明るい兆しがある。つまり、ホプキンスのチームメイトたちはタイタンズの新しいコーチングスタッフに自分たちの価値を証明する機会をより多く得られるということだ。
その中でも特に成長が期待されているのは、キャリア3年目を迎えるWRトレイロン・バークスだ。
『The Tennessean(ザ・テネシアン)』によると、キャラハンHCは「選手にとってはより多くの機会を得るチャンスだし、彼らがそれをどう生かすかを見ることになる」と述べたという。
「おそらく、あのポジションで最も恩恵を受けるのはトレイロンだろう。D-Hop(ホプキンス)が欠場している間は、彼が先発レシーバーとしてプレーする姿を見ることになるはずだ。私はそれを楽しみにしている。選手たちがより多くのことをするところを見る機会があるとね。トレイは素晴らしいキャンプを過ごしていると思う。良いところを見てきたし、今後はもっと見る機会が増えるはずだ」
バークスはチャンスを必要としている。2022年ドラフトで1巡目指名を受けたアーカンソー大学出身のバークスは、タイタンズでA.J.ブラウン(現在はフィラデルフィア・イーグルスに所属)の後釜に座ると期待されていたが、タイタンズ在籍時のブラウンと同じレベルの結果を残すまでには至っていない。タイタンズがバークスの5年目オプションに関する決断を下すまで1年を切っている中、バークスにとってはキャリア3年目を迎える今こそ、タイタンズのオフェンスで重要な貢献者になれることを証明する時なのだ。
現時点で、タイタンズはバークスの5年目オプションを行使しない可能性が高い。バークスは2024年シーズンにブレイクを果たすことでその状況を変えることができる。
たとえホプキンスを8月いっぱい失うという代償を払うことで得られる機会だったとしても、バークスは次のシーズンの重要性を痛感しているようだ。
『ESPN』のターロン・ダベンポートによると、バークスは「正直に言うと、最悪だ。ホップをものすごく尊敬しているからな」と語ったという。「でも彼は、とにかく自分のやるべきことをやって、試合に出て自分の仕事を遂行しろって言ってくれた。ケガが発生する前からずっとそうしてきたし、とにかく外に出て楽しんでいる。俺はただ、今やっていることを続けるだけだ」
バークスが今季に活躍するかどうかを判断するのは時期尚早だが、キャラハンHCとバークスの話しぶりから判断すると、その可能性はあるようだ。バークスがホプキンスの不在中に自身の価値を証明できれば、タイタンズはこの秋にレシーバー陣にうれしい驚きを見出すことになるかもしれない。
【RA】