ニュース

49ersのWRアイユークの状況に変化なし、RBマカフリーはふくらはぎの張りに対処中

2024年08月07日(水) 10:54


サンフランシスコ・49ersのブランドン・アイユーク【AP Photo/Jed Jacobsohn】

サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークは近々トレードされるかもしれないとのうわさがあるにもかかわらず、現地6日(火)にいつもと同じようにチーム施設に姿を現した。

アイユークがチームに残るよりもトレードされる可能性の方が高いという報道があった翌日、またしてもアイユークに関する質問に答えることを余儀なくされたヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは、穏やかに楽観的な返答をしている。つまり、アイユークがチームに残る望みはまだあるということだ。

ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーのケガにも対処している49ersが、解決を急ぐことはないだろう。シャナハンHCはマカフリーが数週間にわたって練習を欠席することになり、プレシーズンには出場しない可能性が高いと発表している。

すぐに問題に対処する必要はあるのかと質問されたシャナハンHCは「ノー」と答えた。「解決してほしいとも思っているが、こういうことには時間がかかるものだ。毎日、解決することを願っているが、期限は設定していないし、こうなったのにも驚いていない。私はチームを指導し、シーズン第1週に向けて準備を整えようとしているところだ。できるだけ早く問題が解決することを願っている」

シャナハンHCは“オファーや契約、トレードといった具体的な話”には一切触れようとしなかった一方で、“何も変わっていない”とつけ加え、トレーニングキャンプを通してホールドインしているアイユークがトレードでピッツバーグ・スティーラーズに移籍するのはほぼ確実だといううわさに実質的に反論した。そのシナリオは、月曜日に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとマイク・ガラフォロによっても否定されている。

シャナハンHCは火曜日に「どんなことにもシナリオはあるから、何も除外したくない」と主張した。

しかし、アイユークと49ersの関係が良好ではないのは明らかだ。49ersにはアイユークがいない方がいいのかという質問に対するシャナハンHCの返答を聞けば分かる。

「ブランドンは素晴らしい選手だから、素晴らしい選手を失ったときにより良くなるのは本当に難しいことだ」と述べたシャナハンHCは「つまり、私たちはどんなことにも目を向け、自分たちが置かれている状況や、それがどういうものなのかを理解しなければならないし、それには時間がかかる。長い目で見て、彼にとっても私たちにとってもベストな結果になることを願っている」と続けた。

火曜日に伝えられた残念なニュースは、現在進行中のアイユークとのこう着状態だけにとどまらなかった。ふくらはぎの張りに対処しているマカフリーがプレシーズンに出場できない可能性が高い中、ドラフト1巡目指名を受けた新人ワイドレシーバー(WR)リッキー・ピアソルが練習中に肩のケガを悪化させている。また、アイユークの件によって見過ごされているものの、オールプロに選出された経歴を持つレフトタックル(LT)トレント・ウイリアムスもホールドアウトを続けている状態だ。

それは、マカフリーのように爆発的かつダイナミックで、49ersのオフェンスにとって不可欠な選手にとって、良いニュースではない。49ersはこれからの数週間で『Madden NFL 25(マッデンNFL 25)』のカバーにも選ばれたスーパースターのマカフリーに慎重に対応しながら、スーパーボウル制覇という最大の目標に焦点を当て続けるだろう。

49ersはアイユークがそこに加わることを期待しているはずだ。

【RA】