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ポジション争い中のレイダースQBオコンネルとミンシューがバイキングス戦で好プレー

2024年08月11日(日) 15:58


ラスベガス・レイダースのガードナー・ミンシューとエイダン・オコンネル【AP Photo/John Locher】

ラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)争いはプレシーズンに突入しているが、現地10日(土)のミネソタではほとんど決着がつかなかった。

クオーターバックのエイダン・オコンネルとガードナー・ミンシューはミネソタ・バイキングス戦で2人とも好プレーを見せ、チームを序盤4回のドライブで連続して得点に導いた。最終的に、バックアップの選手たちがバイキングスの反撃を許し、レイダースは24対23で敗れている。

先発を務めたオコンネルは最初のドライブでパス9回中7回を成功させて76ヤードを記録するなど、良い調子を発揮した。このポゼッションにのみ出場したキャリア2年目のオコンネルは、ポケットの中で落ち着いている様子を見せ、正確なパスを披露し、次の選択肢やその次の選択肢にも目を向ける姿勢を示していた。

フィールド中央で迎えた第3ダウン残り3ヤードの場面で生み出した13ヤードの重要なプレーを含め、オコンネルはワイドレシーバー(WR)ジャコビ・マイヤースを何度もターゲットにして多くのヤードを獲得。WRデイバント・アダムスが欠場していた中で、オコンネルはドラフト1巡目指名を受けた新人タイトエンド(TE)ブロック・バワーズを含め、スキルポジションの他の先発選手とも良い連携を見せていた。

レッドゾーンでは動きが停滞し、オコンネルが第2ダウンで投げ損ね、第3ダウンでサックを喫した結果、キッカー(K)ダニエル・カールソンが短いフィールドゴールを蹴っている。

タッチダウンには至らなかったものの、オコンネルはオフェンスをうまく統率する力を発揮し、バイキングスの守備コーディネーター(DC)ブライアン・フローレスが率いるディフェンスをうまく攻略していた。

その後、オコンネルと交代して出場したミンシューは、ハーフタイムを迎えるまで4回のドライブを指揮している。

ベテランのミンシューはすぐにレイダースをプレー6回のタッチダウンドライブに導いた。そこにはWRトレ・タッカーが体を伸ばしてキャッチした29ヤードのパスも含まれている。ミンシューはそのドライブをDJ ターナーに通した見事な20ヤードのタッチダウンパスで締めくくった。

すべての先発選手が出場していたわけではなかったにもかかわらず、ミンシューはレイダースを3回連続で得点ドライブに導き、パス12回中6回成功で117ヤード、タッチダウン1回をマーク。相変わらず何度かパスに失敗したり、軽率なパスを出したりした場面もあったが、ミンシューはオフェンスを率いてチェーンを動かし続けられることを改めて示した。

昨季に所属していたインディアナポリス・コルツではあまり見られなかっただけに、ミンシューが最初の段階からディープパスを投げていたのは良い兆候だ。昨シーズンに思うように動けなかったレイダースのオフェンスは活発になる必要があるため、その要素をもたらすことができれば、ミンシューはオコンネルとの争いで優位に立てるかもしれない。

クオーターバックたちはトレーニングキャンプ中にディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビー率いるディフェンスに苦戦していた。それを受けて、両シグナルコーラーが相手ディフェンスと対峙したときにポジティブな瞬間を見せていたのは、レイダースにとって良いことだろう。

次のステップは、8月17日(土)に組まれているダラス・カウボーイズとのプレシーズンゲームで、どちらのクオーターバックが違いを見せつけるかを確認することだ。

【RA】