WRジョンソンのトレードには興味がないとパンサーズHCカナルス
2024年10月03日(木) 09:22ラスベガス・レイダースのワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスがトレードを要求し、カンザスシティ・チーフスのWRラシー・ライスが膝のケガを抱える中、現地11月5日(火)のトレード期限が迫るにつれてどのレシーバーが取引可能になるかについて、多くの議論が巻き起こっている。
予想をする人々の関心は、カロライナ・パンサーズの主力WRであるディオンテ・ジョンソンにも向けられている。28歳のジョンソンは2024年に多くの試合で勝つことが期待されていないチームと1年契約を結んでいる状態だ。そうした状況を受け、記者たちは現地2日(水)、ジョンソンが今後数週間で取引可能になる可能性はあるのかとパンサーズのヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスに質問している。
「そうなるとは思わない」とカナルスHCは簡潔に答えた。
カナルスHCにはジョンソンを手放さない正当な理由がある。ジョンソンは、クオーターバック(QB)がブライス・ヤングからアンディー・ダルトンに変更されたパスゲームにおいて、最良のレシーブオプションだからだ。パンサーズの試合を見ると、ジョンソンがチームのベストレシーバーであることは明らかで、特にベテランのアダム・シーレンがハムストリングを負傷して9月下旬に故障者リザーブ(IR)に登録されてからは、その傾向が強まっている。ダルトンが先発を務めた2試合で、ジョンソンは生産性を上げており、キャッチ15回で205ヤード、タッチダウン2回を記録した。
カナルスHCとジェネラルマネジャー(GM)ダン・モーガンが、2024年シーズンにできるだけ多くの試合に勝つという共通の認識を持っている場合、ジョンソンをチームに残すだろう。モーガンGMが長期的な視点で資本獲得に興味を持っている場合、ジョンソンはトレード可能になるかもしれない。
ジョンソンは賢明にも、そうした雑音を無視している。現在のチームでやるべき仕事があるジョンソンは、水曜日に報道陣に対して次のように語った。
「結局のところ、彼らが発信することを俺がコントロールすることはできない。自分にできるのは、ここに来て、加入してからずっと自分がしてきたプレーを続けることだけだ。あまり気にしていない。なるようになるさ。今はパンサーズに集中している」
パンサーズの他の選手たちと同様に、ジョンソンはヤングではなくダルトンがパスを投げるようになってから、成功する(そして、2025年にどこかでまた契約を獲得する)可能性について、以前よりも前向きに感じているに違いない。とはいえ、NFLではよくあることだが、パンサーズ全体の記録がジョンソンの運命を決定づける大きな要因となる可能性がある。勝利を重ねることができれば、パンサーズにはロースターを現状維持する理由が生まれるだろう。
それがかなわなければ、ジョンソンの名前がこれからの数週間で頻繁に取り上げられるようになるはずだ。
【RA】