ペイトリオッツQBメイが脳しんとうプロトコルをクリア、タイタンズ戦に先発の見込み
2024年11月03日(日) 09:572022年シーズン第9週以来の連勝を目指すニューイングランド・ペイトリオッツが、新人クオーターバック(QB)を再び先発させる見込みだ。
現地2日(土)、QBドレイク・メイが脳しんとうプロトコルをクリアし、故障者報告から外れたとチームが発表。これにより、メイはシーズン第9週に行われるテネシー・タイタンズ戦で先発ラインアップに復帰することが可能になった。
脳しんとうプロトコルの最終段階をクリアしたメイはチームと共に移動しており、タイタンズ戦に先発する見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じている。メイは日曜日の試合に向けて行われた3回の練習すべてで制限付きとされていた。
メイは先週に行われたニューヨーク・ジェッツ戦の前半に脳しんとうに見舞われた。バックアップのジャコビー・ブリセットは安定したプレーでチームを25対22の勝利に導いたものの、ペイトリオッツはドラフト1巡目で指名した新人のメイがオフェンスに与えるダイナミックな力を得られることを喜ぶだろう。
2024年ドラフト全体3位で指名されたメイは、これまでに564パスヤード、タッチダウンパス5回、インターセプト2回を記録しており、ランでも114ヤード、タッチダウン1回をマークしている。シーズン第6週にブリセットから先発の座を引き継いだメイは、先発として最初から最後までプレーした2試合でいずれも200パスヤード以上を記録。ペイトリオッツがこれまでに200パスヤード以上を獲得したのはその2試合だけだ。
メイは非常に保守的なブリセットよりも効果的にパスを投げており、ブリセットはメイ(84回)の2倍近くのパスアテンプト(159回)を記録しているにもかかわらず、タッチダウン数は2回にとどまっている。メイはアテンプト平均ヤードがブリセットよりも1.5ヤード多く、成功したパス1回あたりのヤードも10.6ヤードと、ブリセットの8.8ヤードより優れている状態だ。また、メイはパサーレーティング(92.6)でもブリセット(74.6)を上回っている。
メイはまだ成長過程にあるとはいえ、そうした違いはNFLトップのパスディフェンスおよびトータルディフェンスを展開しているタイタンズを相手にするペイトリオッツにより良い結果をもたらすはずだ。
キャリアでの初勝利を目指しているメイが、タイタンズ戦で勝利を収めることができれば、それはペイトリオッツにとって2試合連続かつ今季3回目の勝利となり、何とかシーズンを維持することにつながるだろう。
ペイトリオッツ(2勝6敗)とタイタンズ(1勝6敗)は日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間4日(月)3時】から対戦する予定だ。
【RA】