プレーオフを目指すブロンコス、チーフスの誰が出場しようと「構わない」
2025年01月03日(金) 03:28AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)第1シードを手に入れたカンザスシティ・チーフスはレギュラーシーズン最終戦となるシーズン第18週の試合で先発選手を休ませる権利も獲得した。
AFC西地区のライバルで最終戦の相手となるデンバー・ブロンコスにその権利はない。ブロンコスがプレーオフの切符を確保するためには最終戦の勝利が必須であり、サンデーゲームにチーフスの誰が出場するかしないかを予想するために時間を浪費している場合ではないのだ。対戦相手が誰であれ、ブロンコスの目標かつ目的はただひとつ。
ワイドレシーバー(WR)コートランド・サットンは『Associated Press(AP通信)』に「勝つための試合をしないといけない。それがすべてだ。それ以外のことはどうだっていい。ショルダーパッドをつけて赤・白・黄のジャージーを着ているのが誰であろうと、俺たちはそいつらを打ち負かさないといけない」と話した。
今季、ブロンコスは一度、チーフスを逆転するまであと一歩に迫ったことがあるが、フィールドゴールを阻まれて勝利を逃している。その試合ではチーフスの先発陣が最大限の力で試合に臨んでいたが、それでもブロンコスはチーフス撃破にあと少しに迫ることができた。
今季2度目の対戦となる今回はチーフスが主力メンバーを温存すると見られ、ブロンコスのポストシーズンに向けた道は少しばかりスムーズになるかもしれない。それでも、サットンにその考えをほのめかしてはならない。
「誰が出てプレーしようが関係ない。誰が座っていようとも構わない。誰がプレーしなくて誰がプレーするかなんてどうだっていい。そんなことはどうでもいいんだ。デンバー・ブロンコスは日曜日に試合に臨み、試合に勝つ」と強調するサットン。
シーズン第17週のシンシナティ・ベンガルズ戦でブロンコスが勝ち星を挙げられていれば、先発陣を休ませることも考えられたかもしれない。しかしながら、ブロンコスはオーバータイムにもつれ込んだ試合に勝利できず、ベンガルズとドルフィンズにプレーオフ進出の可能性を残してしまった。
ベンガルズとドルフィンズの敗北もしくは引き分けという条件もあるとはいえ、ブロンコスが自力でポストシーズンの切符を手に入れるにはチーフス戦に勝利あるのみだ。
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