インディアナポリス・コルツは昨季の先発クオーターバック（QB）アンソニー・リチャードソンに、ダニエル・ジョーンズとの先発争いで優位に立つチャンスを与えないつもりだ。

『The Athletic（ジ・アスレチック）』のジェームズ・ボイドによると、コルツのヘッドコーチ（HC）シェーン・スタイケンは現地3月31日（月）にNFLの年次リーグミーティングの場で、リチャードソンとジョーンズはOTA（チーム合同練習）を皮切りに、今オフシーズンにレップスを分け合う予定だと明かしたという。

スタイケンHCはシーズン第1週の先発を決めるための期限は設けていないとつけ加えた。

コルツのジェネラルマネジャー（GM）クリス・バラードはオフシーズンが始まる際に、健康を維持することやフィールドで一貫性を保つことに苦戦したリチャードソンに「真の競争」をさせるつもりだと発言。コルツはその競争相手として、かつてニューヨーク・ジャイアンツからドラフト1巡目指名を受けたジョーンズを獲得した。

コルツのオフェンスに精通しているリチャードソンは、プロセスの初期段階では優位に立つはずだが、スタイケンHCが先発を選ぶ上では各段階での実行力と成果が重要となるだろう。その競争はすべての段階で詳細に報じられるはずだが、両者が公平なチャンスを得るためにトレーニングキャンプやプレシーズンの試合までその競争が続いたとしてもおかしくない。

昨季と同じヘッドコーチが指揮を執るチームのOTAは4月21日（月）から開始可能だが、スケジュールはまだ発表されていない。

【RA】