ミネソタ・バイキングスのクオーターバック（QB）J.J.マッカーシーとワイドレシーバー（WR）ジャスティン・ジェファーソンは昨年、あまり一緒にプレーする機会がなかった。マッカーシーがレギュラーシーズン開幕前に膝を負傷し、全試合を欠場することになったからだ。

2人は今オフシーズンに失った時間を取り戻すべく、フィールド内外で共に時間を過ごしている。ジェファーソンは『Yahoo Sports（ヤフー・スポーツ）』のジェイソン・フィッツに対し、重要な場面で最高のコンビネーションを発揮できるようにマッカーシーのことをできるだけよく知ることが自分の目標だと明かした。

「彼のチームメイトとして、そしてチームのキャプテンとして、あらゆる機会を使って彼を集中させようとしている」と語ったジェファーソンはこう続けている。

「俺たちのロッカーは隣同士だから、フットボールのことはもちろん、フットボール以外のことも、機会があればいつでも話すようにしている。彼のことをできるだけ知ろうとしているんだ。シーズンが始まって試合に臨むときに、俺が彼に対して抱いているのと同じくらいの自信を持ってプレーしてほしいと思っているからね」

バイキングスは今オフシーズン、状況が悪化した場合に起用できる実績のあるベテラン選手――例えば、アーロン・ロジャース――を獲得しなかったことで、マッカーシーに対する信頼を表明した。マッカーシーは新たにケガでもしない限り、トレードで加入したサム・ハウエルに取って代わられることはないだろう。

今オフシーズン、バイキングスはクオーターバックに多額の資金を投じることなく、マッカーシーを支えるメンバーを強化し、オフェンシブラインやディフェンシブフロントをアップグレードした。そのロースターは充実しているものの、QBポジションには依然として大きな疑問が残っている。

ヘッドコーチ（HC）ケビン・オコンネル率いるオフェンスはクオーターバックにとって適応しやすいものであり、それはマッカーシーがすぐに戦力として活躍するという確信につながっている。ジェファーソンもキャリア2年目のマッカーシーが初めての実戦で成功を収められるよう、自分の役割を果たしているところだ。マッカーシーが2024年のサム・ダーノルドを上回るパフォーマンスを見せれば、バイキングスはNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）で注目すべきチームとなるだろう。

【RA】