シンシナティ・ベンガルズの選手たちは現地22日（火）にトレーニングキャンプに集合するが、ディフェンシブエンド（DE）トレイ・ヘンドリックソンはそこに参加しない。

火曜朝、ヘンドリックソンはフロリダの高速道路で撮った写真を『Instagram（インスタグラム）』に投稿し、ホールドアウトの意思を示した。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが状況に詳しい人物の話をもとに報じたところによると、現時点で長期契約の交渉が行き詰まっている原因は、チームが提示している保証金額にあるという。

ヘンドリックソンがソーシャルメディアに投稿する前日には、オーナーのマイク・ブラウンが契約成立に楽観的な見方を示していた。しかし、30歳のヘンドリックソンは故郷に戻っている。

『Next Gen Stats（ネクスト・ジェン・スタッツ）』によれば、ヘンドリックソンは2024年にサック（17.5回）とクオーターバック（QB）プレッシャー（92回）でリーグトップに立ったという。また、2023年以降の通算サック数（35.0回）もNFLで最多となっている。

ヘンドリックソンは数シーズンにわたり、長期契約で将来が保証されることを望んできた。契約最終年を迎える今季は基本給1,580万ドル（約23億1,668万円）を受け取ることになっている。

今オフシーズン、エッジラッシャー市場が過熱し、ラスベガス・レイダースのマックス・クロスビーは年平均3,550万ドル（約52億0,521万円）の契約を結び、クリーブランド・ブラウンズのマイルズ・ギャレットやピッツバーグ・スティーラーズのT.J.ワットは年平均4,000万ドル（約58億6,502万円）以上の契約を手に入れた。ワットが最近締結した契約の完全保証額は1億ドル（約146億6,005万円）以上に上る。ギャレットは保証総額が1億2,300万ドル（約180億3,494万円）で、そのうち8,880万ドル（約130億1,986万円）が完全保証となる契約を結んだ。

トレーニングキャンプの練習を欠席した選手には1日あたり5万ドル（約733万円）の罰金が科される。

【RA】