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スティーラーズがWRアダム・シーレンをウェイバーからクレーム、CBスレイを放出

2025年12月03日(水) 08:34

ミネソタ・バイキングスのアダム・シーレンとピッツバーグ・スティーラーズのダリウス・スレイ【NFL】

ピッツバーグ・スティーラーズが現地2日(火)、複数のベテラン選手が関与する動きをいくつか見せた。

スティーラーズは、ミネソタ・バイキングスに放出を要請してウェイバーにかけられたワイドレシーバー(WR)アダム・シーレンをクレームしたと同時に、ベテランコーナーバック(CB)ダリウス・スレイをウェイバーにかけたと発表。

さらに、CBアサンテ・サミュエルJr.がスレイの穴を埋める形で練習生からアクティブロースターに昇格した。

シーレンはクオーターバック(QB)アーロン・ロジャース率いる低迷中のスティーラーズに加わる。ロジャースはグリーンベイ・パッカーズ時代、ミネソタ・バイキングス所属時のシーレンにとって長年のライバルだった。バイキングスは今オフシーズンにトレードで35歳のシーレンを呼び戻したが、その成績は11試合に出場してキャッチ8回、69ヤードと精彩を欠く内容だった。

ロジャースのスティーラーズでの成績は主に、レシーブ数(45回)、レシーブヤード(605ヤード)、タッチダウンレシーブ数(5回)でチームトップに立つワイドレシーバーのD.K.メットカーフによって支えられている。メットカーフ以外のパスキャッチャーは振るわず、すべてのカテゴリーで2位につけているタイトエンド(TE)パット・フリーアムスはキャッチ26回、298ヤード、タッチダウン4回という数字にとどまっている。

スレイの退団は、日曜日に健康に問題がない状態でインアクティブとされたバッファロー・ビルズ戦を経て決まった。

1年契約で加入した34歳のスレイは、2025年にスティーラーズの一員として9試合に先発し、タックル36回(うちフォーロス1回)、パスブレークアップ3回、ファンブルリカバリー1回を記録。しかし、直近の2試合では出番が減り、いずれも20スナップ以下にとどまっていた。

サミュエルJr.は先週日曜日に初めてスティーラーズの一員として試合に出場し、28回の守備スナップでタックル3回をマーク。

スレイはジョーイ・ポーターJr.の逆サイドで信頼できるコーナーバックとして活躍することを期待されていた。また、昨季にフィラデルフィア・イーグルスでスーパーボウル制覇を経験したベテランのリーダーとしての役割も担うはずだった。

キャリア13年目のスレイは経験豊富なコーナーバックを求めているチームからクレームされる可能性がある。あるいは、ウェイバーを通過した場合は自ら次の所属先を決めることができる。

【RA】