ブラウンズQBワトソンに対する性的暴行を訴えた民事訴訟、最後の2件が棄却
2026年02月10日(火) 12:02
クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンを巡り、性的不正行為を訴えていた女性たちによる民事訴訟のうち、残されていた最後の2件が棄却されたことが、裁判記録によって明らかになった。
この2件の棄却により、ワトソンが2021年以降に抱えてきた一連の法的問題はすべて整理された。テキサス州で提出された訴状では、これまでに27人の女性が名乗りを上げており、主にマッサージの施術中に露出行為を行ったことや、性器による接触、本人の意思に反するキスなどがあったと主張していた。
その中には、30歳のワトソンから口腔性交を強要されたと訴える女性も含まれており、別の女性1人は性的暴行を受けたとしていた。
今回棄却された2件はいずれも、今後数週間以内に裁判を迎える予定だったが、その直前で手続きが打ち切られる形となった。ワトソンに対する一連の告発は、ヒューストン・テキサンズ在籍時に浮上したものだ。
現時点で、性的不正行為を巡りワトソンに関連する係争中の訴訟はないと見られている。
現地6日(金)に棄却された訴訟のうち1件については和解が成立していると、その訴訟を起こした女性の代理人を務めるトニー・バズビー弁護士が明かした。バズビーは和解内容に守秘義務があるとして、詳細については言及を控えている。依頼人は、マッサージの施術中にワトソンから複数回にわたり陰部で触れられたと主張していた。
もう1件については、和解に至ったかどうかは現時点で判明していない。その訴訟を起こした女性の代理人であるアニッサ・グエン弁護士は、コメントを求めるメールや電話にこれまでのところ応じていない。依頼人はマッサージ中に口腔性交をワトソンに求められたと訴えていた。
ワトソン側の弁護士は、今回の件についてコメントを控えている。
2022年3月にブラウンズへトレードされたワトソンは、これまで一貫して不正行為を否定してきた。また、テキサス州の2つの大陪審はいずれも、ワトソンを起訴しない判断を下している。ワトソンの代理人弁護士の1人であるラスティ・ハーディンは以前、これらの告発について「根拠のないものだ」と述べていた。
グエンが代理人を務める女性は、ワトソンがチームの支援やリソースを受けて女性たちに暴行を加えたとして、テキサンズも提訴していたが、この訴訟も先週却下されている。
テキサンズの広報担当者は、コメントを求めるメールに対し、現時点では回答していない。
2022年7月には、元スタークオーターバックを巡る疑惑を黙認していたとしてテキサンズを訴えていた女性30人が、チームとの間で法的請求を和解により解決している。
ワトソンを巡る法的問題は、2017年から2020年にかけて、数十人の女性が性的な不適切行為や暴行の被害を訴えたことを発端としていた。
これら訴訟の大半は2022年に和解によって決着している。
一連の告発を受け、ワトソンはリーグの個人行動規範に違反したとして、2022年シーズン開幕から11試合の出場停止処分を科された。
さらに、ワトソンには500万ドル(約7億7,865万円)の罰金が科され、リーグによる強制的な評価プログラムを経て復帰が認められている。NFLによる出場停止処分と度重なる負傷の影響もあり、ブラウンズでの出場試合数はこれまでに19試合にとどまっている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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