FA交渉期間初日にNFL全体で3,640億円の契約が成立、レイダースとタイタンズが先導
2026年03月11日(水) 12:35
NFLではフリーエージェント(FA)の交渉期間が始まるやいなや、激動の展開となった。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、フリーエージェント交渉期間の開始から9日(月)アメリカ東部時間20時までの間に、NFLチームが総額23億ドル(約3,640億0,607万円)の契約をまとめたという。
それがすべて保証されているわけではないが、その金額は目を引くものであり、夜にかけてその数字はさらに膨らんだ。つまり、この金額には月曜遅くにニューイングランド・ペイトリオッツがニューヨーク・ジェッツに所属していたガード(G)アライジャ・ヴェラタッカーとまとめた契約や、カンザスシティ・チーフスが手薄なセカンダリーを補強するためにセーフティ(S)アロヒ・ギルマンに提示した契約は含まれていない。
当然、FA解禁時に資本に大きな余裕がありながらロースターに大きな穴を抱えていた2チームが特に巨額を投じ、ラスベガス・レイダースが2億8,150万ドル(約445億5,118万円)で1位、テネシー・タイタンズが2億7,000万ドル(約427億3,115万円)で2位となった。両チームともロースターに埋めるべき大きな穴があったため、この支出は妥当と言える。この投資は昨年のペイトリオッツのように下位5位に沈んでいたチームを即座に有力チームに変える結果に結びつくのだろうか? それとも、歴史上何度も見られたように、恒常的な弱小チームがまたしてもうまくいかない結果となるのだろうか?
これまでに年平均2,000万ドル(約31億6,527万円)以上の契約を結んだ選手は以下の9人だ。
カロライナ・パンサーズのエッジラッシャー(EDGE)ジェイラン・フィリップス:3,000万ドル(約47億4,791万円)
インディアナポリス・コルツのワイドレシーバー(WR)アレク・ピアース:2,850万ドル(約45億1,051万円)
ラスベガス・レイダースのセンター(C)タイラー・リンダーバウム:2,700万ドル(約42億7,311万円)
ワシントン・コマンダースのEDGEオダフェ・オウェ:2,500万ドル(約39億5,659万円)
マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)マリク・ウィリス:2,250万ドル(約35億6,093万円)
テネシー・タイタンズのディフェンシブタックル(DT)ジョン・フランクリン-マイヤーズ:2,100万ドル(約33億2,353万円)
サンフランシスコ・49ersのWRマイク・エバンス:2,010万ドル(約31億8,110万円)
タイタンズのコーナーバック(CB)アロンテ・テイラー:2,000万ドル
シンシナティ・ベンガルズのEDGEボイエ・マフェ:2,000万ドル
今年、代理人たちの間で流行となっているフレーズは“フリーエージェントによる年間平均最高額”だ。“フリーエージェントによる”とつけることで、契約延長によって実現する大半の大型契約を除外し、フリーエージェント契約をより華やかに見せる巧妙な手法となっている。フィリップス(EDGE)、ピアース(WR)、リンダーバウム(C)、テイラー(CB)の4人は、それぞれのポジションでフリーエージェントによる年間平均最高額を更新した。
フィリップス(1億2,000万ドル/約189億9,162万円)、ピアース(1億1,400万ドル/約180億4,204万円)、オウェ(1億ドル/約158億2,635万円)はいずれも2026年FA交渉期間の初日に1億ドル以上の契約を結んだ。これはフリーエージェント期間全体における1億ドル以上の契約数として、2024年と並ぶ記録となった。
すべてのチームが新戦力に大金を投じたわけではない。火曜朝の時点で、デンバー・ブロンコス、フィラデルフィア・イーグルス、ジャクソンビル・ジャガーズ、グリーンベイ・パッカーズ、シアトル・シーホークスの5チームは外部のフリーエージェントと契約していなかった。この5チームに共通している最も明白な点は、いずれも2025年シーズンにプレーオフ進出を果たしていることだ。
【RA】



































