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新人LBリースの「多才さ」を生かすことに期待するジャイアンツGMシェーン

2026年05月01日(金) 11:19

ニューヨーク・ジャイアンツのジョン・ハーボーとオハイオ州立大学のアーベル・リースとジョー・シェーン【AP Photo/Yuki Iwamura】

アーベル・リースは将来的にエッジラッシャーになるかもしれないが、ニューヨーク・ジャイアンツはドラフト全体5位で指名したリースをルーキーシーズンではオフボールラインバッカー(LB)として起用するつもりだ。

現地4月30日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』の『The Insiders(ジ・インサイダーズ)』で臨んだインタビューで、ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンはリースがオフボールラインバッカーの役割を担うことを認めた一方で、別の位置で起用される可能性もあると明言した。

シェーンGMは「彼はオフボールラインバッカーとなり、Will(ウィル)としてプレーすることになる。私はその多才さを気に入っている」と述べ、ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーがドラフト当日に示した見解を裏付けた。

「エッジでプレーできるのか? もちろんだ。タイトエンドをカバーできるのか? もちろんだ。彼はウィルラインバッカーとしてサイドラインの間を縦横無尽に動き回れる。驚異的な体格とリーチ、破壊力を兼ね備えた、並外れたアスリートだ」

「だから、彼には期待しているし、コーチ陣も、現在の戦力を踏まえてディフェンスで彼をどう配置し、どう活用していくかを楽しみにしている。ブライアン・バーンズは万能だし、アブドゥル・カーターやケイヴォン(ティボドー)もいる。そこにアーベル・リースのような選手を加え、トゥルメイン・エドモンズの隣でプレーさせるわけだ。だから、この秋にそれがどう形に現れるかが本当に楽しみだ。守備陣には素晴らしい選手がそろっているし、守備スタッフも非常に優秀だ。それらがどう形になっていくのかを楽しみにしている」

リースをセカンドレベルから起用するのは理にかなっている。ジャイアンツはエッジに選択肢がある一方で、ディフェンス中央の爆発力が不足しているからだ。プレーメイク能力を備えたオハイオ州立大学出身のリースは、新守備コーディネーター(DC)デナード・ウィルソンに対し、第3ダウンでのパスラッシュに選択肢を与える存在となるだろう。

ティボドーが長期的にジャイアンツに在籍する可能性が低いと見られている中、リースが将来的にエッジラッシャーとしてより大きな戦力になる可能性はある。ただし、1年目はウィルポジションで起用するのが理にかなっていると言えよう。それによってジャイアンツは彼を確実にフィールドに出すことができ、起用の柔軟性も確保できるからだ。

ジョン・ハーボーをヘッドコーチ(HC)に迎え、ドラフト1巡目でリースやオフェンシブタックル(OT)フランシス・マウイノアを指名し、クオーターバック(QB)ジャクソン・ダートが2年目に飛躍することも見込んでいるジャイアンツは、4勝13敗に終わった昨シーズンから迅速な立て直しができると考えている。

ジャイアンツは今すぐ戦える状態にあるのかと質問されたシェーンGMは「ああ、そう思う」と答え、次のように続けた。

「ご指摘の通り、私たちは4勝しか挙げられなかったし、それでは不十分だ。第4クオーターでリードしていた試合は5つあり、中には2桁のリードを築いている試合もあった。そういう試合で勝ち切れたらよかったのにと思っている。うちでは2人の選手が攻撃部門と守備部門で年間最優秀新人賞の最終候補者になった。つまり、ここにはチームの基盤となるピースがそろっているし、去年はそういう試合を戦っていた。それをもう少し良い形で締めくくれたらよかったのにと思っている」

「だが、フリーエージェントやドラフト通じたオフシーズンの補強を経て、現在のロースターには非常に満足している。守備面ではインサイドラインバッカー陣とパスラッシュを強化した。ドラフトでコルトン・フッドやシシ(マウイノア)を獲得し、ジャメイン・エルムノアも戻ってくる。健康を取り戻したマリク・ネイバースに(アイザイア)ライクリーが加わり、マラカイ・フィールズもドラフトで獲得した。だから、今オフシーズンの補強には間違いなく期待している。それが秋にどうつながっていくかはこれから見ていくことになる。選手たちは今、自主参加のオフシーズンプログラムに懸命に取り組んでいるし、来週には新人選手たちも合流する。つまり、重要なのは選手たちが連携を深め、一体となり、日曜日の試合でそれを発揮できるようになることだ」

ジャイアンツは過去3シーズンをすべて6勝以下で終えており、10勝以上を挙げたのは2016年シーズンが最後だ。

【RA】