カズンズとは敵対せずに切磋琢磨すると語る全体1位指名のレイダースQBメンドーサ
2026年07月27日(月) 12:47
ハイズマン賞を受賞し、無敗で全米制覇も成し遂げたクオーターバック(QB)フェルナンド・メンドーサは、言動からも実直な人柄がうかがえる有望株だ。
正式発表はまだないものの、ベテランのカーク・カズンズがラスベガス・レイダースの開幕先発クオーターバックを務めるとみられている。メンドーサにその構想を覆す考えがあったとしても、それを声高に口にするつもりはないようだ。むしろ、QB陣全員が互いを高め合う存在であるべきだという考えを示している。
ルーキー契約を結んだ直後、チーム公式サイトのポール・グティエレスの取材に応じたメンドーサは次のように語った。
「シルバー&ブラックの一員として、俺たちは毎日競い合い、組織のため、チームのためにベストを尽くして勝利を目指したい」
「QBルームにいる選手は全員がトップレベルのクオーターバックだ。互いを高め合うために切磋琢磨するのであって、敵対するわけじゃない」
興味深い発言ではあるものの、インディアナ大学を史上初の全米王者へ導いた大学時代を振り返れば、このような姿勢も決して意外ではない。
メンドーサはカズンズに加え、レイダースの先発を唯一経験しているエイダン・オコンネル、ドラフト外で加入したルーキーのジェイコブ・クラークとともにQBルームの中心を担う存在だ。
「互いを高め合うために競い合うというのは、ラスベガス・レイダースにとって最高のQBになれるよう、お互いを成長させること。そして、できるだけ多くの試合に勝てるようにすることだ」とメンドーサは話す。
「逆に敵対して競うというのは、情報を隠したり、相手の成功を願わなかったりすることだ」
レイダースのヘッドコーチ(HC)クリント・クビアックは、シーズン序盤はベテランQBを先発起用するのが理想だと話している。そのため、少なくとも開幕時点ではカズンズが先発を務めるとの見方が強い。
そうした構想であれば、メンドーサが何でも吸収しようという姿勢を貫き、周囲の誰からも学ぼうとしていることにも納得がいく。
「あとは自分次第。そのチャンスを生かすだけだよ」とメンドーサは話している。
さらにレイダースには、史上最高と言っても過言ではないクオーターバックから直接学べる環境もある。チームの少数オーナーを務め、スーパーボウルを7度制したトム・ブレイディの存在だ。
ブレイディと話ができることについて、メンドーサは「信じられない」と表現した。
「本当に信じられないよ。彼は素晴らしい助言をくれる。子どもの頃からずっと憧れの人だった。でも今は、トムも一人の人間なんだと思えるようになった。もちろん特別な人ではあるけれど、一人の人間なんだ」
「だから、学べることはすべて学び、その関係を大切にしたい。ただ憧れの存在として見上げ続けるんじゃなくてね。彼も一人の人間として接してほしいと思っているし、さっきも言ったように、本当に素晴らしい人物だ。フットボール選手としても、人間としても見習いたい価値観をたくさん持っている。そんな関係を築けていることは夢のようだし、10年前の自分に話しても絶対に信じなかったと思う」
2026年ドラフト全体1位指名のメンドーサはラスベガスで多くを学びながら、QB争いにも身を置いている。ただ、その競争の形は周囲が思い描くものとは少し違う。
【R】



































