ラスベガス・スタジアム・オーソリティーがアレジアント・スタジアム改修に公的資金の投入を承認
2026年09月04日(金) 11:49
現地3日(水)、ラスベガス・スタジアム・オーソリティーがアレジアント・スタジアム北側入口へのアクセスを改善するための1億5,800万ドル(約246億3,046万円)の改修計画への7,500万ドル(約116億9,363万円)の公的資金拠出を承認した。
残りの費用はラスベガス・レイダースが負担する。6万5,000席のスタジアムは、2020年に総工費20億ドル(約3,117億4,000万円)でオープンした。
「アレジアント・スタジアムは非常に重要な地域の資産だ」と『Las Vegas Convention and Visitors Authority(ラスベガス・コンベンション・アンド・ビジターズ・オーソリティ)』社長兼CEOのスティーブ・ヒルは述べた。
「観光を促進する必要がある今、この施設はこれまで以上に観光客を呼び込んでいる。観光が経済を支えることは、われわれ全員が知っている。このスタジアムを現在のレベルで維持することの優先度は、われわれ全員にとって高い。これは義務であり、法律によって定められたものである一方、このコミュニティにとって非常に重要なことでもある」
レイダース社長のサンドラ・ダグラス・モーガンはスタジアム・オーソリティの会合に出席していたものの、理事会では発言していない。また『The Associated Press(AP通信)』の取材にも応じなかった。
一方、8月20日に実施されたスタジアム・オーソリティの会合では、ダグラス・モーガンは北側アクセスの改善の重要性を理事会にこう訴えている。
「施設の北側は来場者にとって最大のボトルネックになっています。あのインフラはキャパシティを超えています」
レイダースの試合やその他イベントに来るファンの多くが、ラスベガス・ストリップにほど近い橋を利用する。新たな経路では、高架の歩道をそのまま利用することで直接的なアクセスを可能にする。
建設はレイダースのシーズンが終わるのを待ってから始まる見込みで、2028年後半、もしくはアレジアント・スタジアムを会場とする2029年スーパーボウルまでの完成を目指している。
資金は歩道やイベントデッキ、広場、交通アクセスの改善等にあてられる。この公的資金には客室税の余剰分が使用される。
スタジアムは7億5,000万ドルの公的資金を投入して建設された。ヒルによれば、法的および技術的な理由から、余剰収入を単純に客室税およびスタジアム建設基金の債権の返済にあたることはできないという。
「レイダースがこのプロジェクトの資金の大部分を負担する」と言うヒルはこう続けた。
「レイダースはその管理維持にも責任を持ち、このことは、率直に言ってすでに投じられた7億5,000万ドルの公的資金を守ることにもつながる。われわれの責任は、この取り組みによってスタジアム・オーソリティの堅実な財務状況を維持することにある」
このスタジアムが開催するのはレイダースの試合だけではない。UNLVフットボールのホームになっているほか、その他のスポーツイベントや大規模なコンサートも行われる。
アレジアント・スタジアムは2024年スーパーボウルの会場だった。今季のカレッジフットボールのナショナルチャンピオンシップ戦もアレジアント・スタジアムが舞台であり、2028年にはファイナル・フォーの開催も予定している。
これからの数年間で5つの新スタジアムが全米に誕生することから、アレジアントには競争力を維持する必要があるとヒルは言う。ニューヨーク州バッファローに新たな施設がオープンしたほか、シカゴエリア、デンバー、ワシントンD.C、テネシー州ナッシュビルにも新スタジアムが建設される、あるいは建設が見込まれている。
「彼らとは、われわれが幸運にもここで開催してきたイベントを競うことになるだろう。彼らにできることがあり、われわれにできることもあって、イベント側にとっては選択肢が増えることになる」とヒルはコメントした。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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