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チーフスがベテランKジャスティン・タッカーを練習生に

2026年10月29日(木) 10:00

ジャスティン・タッカー【AP Photo/Nick Wass, file】

カンザスシティ・チーフスがキッカールームで競争を起こそうとしている。

チーフスがキッカー(K)ジャスティン・タッカーと練習生契約を結ぶと、現地28日(水)に『NFL Network(NFLネットワーク)』と『ESPN』が報じた。最初にこの件を報じたのは『The Kansas City Star(カンザスシティ・スター)』のサム・マクダウェルだった。

NFL Networkのイアン・ラポポートが伝えたところによると、チーフスはタッカーと元ロサンゼルス・ラムズのハリソン・メービスを含む、3人のキッカーをワークアウトに招いたという

タッカーは2024年シーズン以降はプレーしていない。昨年はNFLの個人行動規範に抵触したことで10試合の出場停止処分を科された。36歳のタッカーはボルティモア地域の8つのスパで働く16人のマッサージセラピストから、マッサージ中の不適切な行為で告発されていた。問題の行為はルーキーシーズンだった2012年から2016年にわたって起きたとされている。

この疑惑については、2025年1月に『Baltimore Banner(ボルティモア・バナー)』が報じたことで明るみに出た。

レイブンズは13シーズンにわたって在籍してきたタッカーを、2025年の春に放出している。

チーフスのヘッドコーチ(HC)であるアンディ・リードは水曜日に報道陣に対して「彼は出場停止処分を終えた。それ以上は言わないでおこう。われわれはできる限りの方法で調査を行い、問題がないよう、多くの人たちと話している」と述べた。

プロボウル選出7回、オールプロ選出5回を誇るタッカーは、NFL史上2番目に正確なキッカーであり、その上にいるのはチャージャーズのキャメロン・ディッカーのみ。キャリアを通じてタッカーはフィールドゴール成功率89.1%をマークしたものの、ボルティモアでのラストシーズンとなった2024年シーズンはキャリア最低に終わっている。フィールドゴール30回中8回を外し、その中には50ヤード以上のキックが5回含まれていた。また、ポイント・アフター・タッチダウンも2回失敗している。

チーフスとの契約の背景には、ハリソン・バッカーが大苦戦していることがある。バッカーは今季すでに、フィールドゴールを5回、ポイント・アフター・タッチダウンを1回外した。20対3でシアトル・シーホークスに敗れたサンデーナイトフットボールでは、フィールドゴールを2回失敗している。

リードHCは「われわれは(バッカーのことが)大好きだ。・・・彼はビジネスというものが何なのか、どう進むのかを理解している。彼には分かっているし、それがこの仕事の一部だということを承知している。彼は少し苦戦してきた。それは本人も分かっていて、少し調子を上げる必要がある」と話した。

「今週はレップスのほとんどをバッカーが担う。彼にやってもらって、どうなるか見てみる。流動的な状況だ」

バッカーは53名ロースターにとどまっており、リードHCは日曜日に予定されているデンバー・ブロンコス戦でもキックを担当すると話している。しかし、タッカーが練習生に加わった今、そのバッカーの立場は危機にさらされているかもしれない。仮に苦戦が続くようなら、状況はさらに厳しいものになるだろう。

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