マクダニエルOCがプレーコールを継続するとチャージャーズHCハーボー
2026年10月29日(木) 12:02
ロサンゼルス・チャージャーズの攻撃コーディネーター(OC)であるマイク・マクダニエルの立場が危うくなっているのも無理はない。チームは開幕から0勝6敗となっている。
しかし、バイウイークの間にチームがこの状況に陥った原因を分析したヘッドコーチ(HC)のジム・ハーボーは、マクダニエルOCに引き続き攻撃陣を任せることを決断した。現地28日(水)、ハーボーHCはマクダニエルOCがプレーコールを継続すると報道陣に話している。
マクダニエルOCがプレーコールを続けるのか尋ねられたハーボーHCは「ああ」と応じ、次のように続けた。
「選手たちの才能や努力、そして、組織全体の取り組み方。本当にそこだ。この組織の全員がバイウイーク中、そしてその先を見据えて、分析からコーチングに至るまで、このビル内のあらゆる部門が持てるリソースを注ぎ込み、全員が貢献してくれた。われわれは勝たなくてはならず、それは今日から始まる。今日勝つんだ。改善できる可能性のある部分はすべて、あらゆる角度から検討したと感じているし、全員がそういう姿勢で応じてくれた」
端的に言えば、チャージャーズは自分たちを振り返り、オペレーションや現状、これから進むべき道を検討した上で、マクダニエルOCがオフェンスを率いるのが最良だと判断した、ということだ。この決断にはリスクが伴うものの、これまでチャージャーズが残してきたきわめて厳しい結果を踏まえれば、これまで以上に大きいリスクとは言えない。チャージャーズ攻撃陣は試合平均攻撃ヤードで28位、得点力(試合平均15ポイント)とインターセプト率で最下位、アテンプト平均サックス数で31位、ターンオーバー差(-5)で29位となっている。
チャージャーズがあえて“狂気”の道――同じ行動を繰り返しつつ違った結果に期待する――を選ぼうとしていると見る者もいるだろう。しかし、ハーボーHCの考えは異なる。チームの自己分析を通じて、改善につながる変化や簡素化が見えてきたというのがハーボーHCの見方だ。
「効率性。とにかくもっと効率的にやらなければならない。すべてのフェーズで、そういったアプローチが必要だ。通常のダウンと距離の状況から、攻撃を立て直す場面やレッドゾーン、ショートヤード、ゴールライン手前、2ミニッツ、プロテクション、パスゲーム、ランゲーム、そういった、連係が求められるあらゆるシチュエーションのフットボールで効率を高める。守備陣でも、スペシャルチームでも同様に取り組んだ」とハーボーHCはコメントした。
効率性とは、広く社会で共有される目標だと言える。タスクにより効率的に取り組み、節約できた時間を有効活用しようとするのは当然だ。
ただし、チャージャーズにとっては、効率性とは時間をめぐるものではない。その主眼は成功の確率を高めることにある。現在、攻撃の成功率(36.9%)がリーグ28位タイであり、この部分の立て直しが必要だ。これから行う調整によって、そこを改善できるとチャージャーズは考えている。
マクダニエルOCとしては、攻撃を少しシンプルにする必要があるかもしれない。2010年代後半にサンフランシスコ・49ersの攻撃を高め、一時的ながらドルフィンズを攻撃の強豪に押し上げたマクダニエルOCのスキームの複雑性を踏まえれば、矛盾しているようにも思える。しかし、自分たちで掘った深い穴から抜け出そうともがくチャージャーズが前進するには、それが唯一の道である可能性がある。
とは言え、マクダニエルOC本人がクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートをフィールド上で守るわけではなく、ランニングバック(RB)たちのために道を切り開くわけでもない。幸い、タックル(T)ジョー・アルトとガード(G)キオデ・アオシカの復帰はそう遠くないようだ。
スキームの調整よりも、2人の帰還の方が重要かもしれない。ただ、2人が十分な効率性を発揮するまで、チャージャーズにできるのはコーディネーターへの信頼を強調し、徹底的な見直しがポジティブな結果につながるのを願うことだ。
ハーボーHCは「マイクや彼の才能、仕事への姿勢、能力をとても信頼しているし、これからも信頼し続ける」と述べた。
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