「痛みをこらえてプレーしている」とペイトリオッツWRブラウン、復帰後も足首は万全ならず
2026年10月30日(金) 10:16
このオフシーズンに関心を集めたトレードでフィラデルフィア・イーグルスからニューイングランド・ペイトリオッツへ移籍したワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンだが、期待されていたような結果を出せていない。
プロボウルに3度選出されているブラウンは、3試合でターゲット20回中キャッチ9回、101ヤードにとどまっている。シーズン第1週に足首を負傷して約1カ月離脱したため、ペイトリオッツのオフェンスが記録した462回のスナップのうち、ブラウンが出場したのは132回のみ。負傷から復帰した最初の2試合でも本来の動きを取り戻せず、ほとんど存在感を示せていない。
ブラウンは現地28日(水)、『Boston Sports Journal(ボストン・スポーツ・ジャーナル)』のマイク・ジャーディに対し、足首はまだ望ましい状態には戻っていないものの、不調を抱えながらプレーを続けるしかないと認めた。
「ああ、影響を感じるときもあるし、痛みをこらえてプレーしているときもある。でも、そんなことはどうでもいい。フィールドに出ている以上、やるだけだ」とブラウンは話している。
ブラウンは足首と膝の負傷により制限付きで水曜日の練習に参加した。
WRマック・ホリンズとWRロミオ・ドゥブスが負傷していることもあり、ペイトリオッツはブラウンを故障者リザーブ(IR)から復帰させた当初の想定以上に、彼を必要としている。復帰初戦となったニューヨーク・ジェッツとの試合では全スナップの76.5%に出場し、ターゲット10回でキャッチ3回、27ヤードを記録。ペイトリオッツは26対19で勝利した。短い準備期間で迎えた次のシカゴ・ベアーズ戦では、全スナップの90.7%に出場しているが、チームは敗れている。
夏の大型トレードでブラウンが加入した時点では、誰もこうした状況は想定していなかったはずだ。プロ入り後の7シーズン中6シーズンで1,000レシーブヤードを超えてきた選手だけに、ブラウンのここまでの数字は周囲が期待していたものからはかけ離れている。
ブラウンほど実績と知名度のある選手だからこそ、低調ぶりが話題になっているとも言える。実際、ブラウンが復帰する前の2試合でもペイトリオッツのオフェンスは大きく崩れておらず、バッファロー・ビルズ戦では262パスヤード、ラスベガス・レイダース戦では371パスヤードを記録して勝利している。クオーターバック(QB)ドレイク・メイもブラウン不在の中で調子を取り戻した。とはいえ、再びWR陣に負傷者が出ている今、ペイトリオッツはこれまで以上にブラウンを必要としている。
スター選手につきまとう批判を静めるという意味でも、ブラウン自身にとって結果を残すことは重要だ。
「NFLで8年目だ。1カ月離脱していたのは分かっているけど、そんなことは関係ない。今はもう試合に出ているんだから。フィールドに出て戦って、しっかり結果を出さなきゃいけない」とブラウンは語った。
一方、ペイトリオッツのオフェンス自体はヤードを稼ぐことに苦労しているわけではなく、1試合平均獲得ヤードはリーグ7位。ただ、1試合平均22.9得点はNFL全体の中位グループにとどまっており、得点力にはまだ上積みが必要だ。
日曜日にはマイアミのハードロック・スタジアムで、突出して強いわけではないディフェンスを擁するドルフィンズと対戦する。ハードロック・スタジアムは、強豪だった頃のペイトリオッツでさえ苦戦することがあった場所だが、今回はこの試合を機に波に乗りたいところだ。リーグ19位のドルフィンズのパスディフェンスは、ブラウンにとって本来のリズムを取り戻し、メイとの連携を深める絶好の機会になるかもしれない。
ここまで数字が伸びていないからといって、ドルフィンズはブラウンを侮ってはいない。
ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)ジェフ・ハフリーは水曜日、次のように語った。
「まず、この2年間で3度対戦してきた選手だから、私は彼をとても高く評価している。今季のスタッツを見て判断するつもりはない。これまでこのリーグでどんな選手だったかを見る。あの体格と強さがあり、パスキャッチャーとしても、縦に攻める脅威としても非常に危険だ。リーグを代表するトップレシーバーたちと同じように、彼には一目置いている。これまで何度も彼を止めるためのゲームプランを立ててきたことも、その理由だと思う」
「だから彼は重点的に警戒する選手になる。ここまでの数試合でどんなスタートを切ったかだけを見て、警戒しなくていい選手になることはない」
恵まれた体格を持つブラウンは、足首の状態について多くを語らずにプレーを続けるとしても、今季の結果だけで日曜日のマイアミガーデンズで存在感を消せるような選手ではない。本人が言うように、すでに戦列には戻っている。あとは結果を出す番だ。
【R】



































