ここ3年間、ジャクソンビル・ジャガーズでラインバッカー（LB）コーチを務めていたサラーはロサンゼルス・チャージャーズの新HCアンソニー・リンからの要請もうわさされていたものの、結局はサンフランシスコへと旅立つことに決まった。サラーは2011年から2013年にかけ、シアトル・シーホークスでディフェンシブクオリティコントロールを任されている。

ヒューストン・テキサンズで一時期を共に過ごしたこともあり、シャナハンはサラーのことを昔から知っていた。サラーは2005年にディフェンシブインターン、2006年から2008年はディフェンシブクオリティコントロールコーチとして、また、2009年から2010年はテキサンズでアシスタントLBコーチに従事した。

サンフランシスコではサラーの腕が試されることになる。インサイドラインバッカー（ILB）ナバーロ・ボウマン、セーフティ（S）エリック・リード、ディフェンシブエンド（DE）のディフォレスト・バックナー、エリク・アームステッドも復帰へと快方に向かってはいるが、彼らを除けば49ersの先発守備陣は紙のように薄い層である。昨シーズン、被ヤード数、被得点数はともにリーグワーストだった。

新コーチ陣は急ピッチでチーム改革を進めるはずだ。さもなければまた、悲惨な結果が待ち受けているだろう。