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ジャイアンツHC、RBピーターソン獲得を否定せず

2017年03月29日(水) 10:14

元ミネソタ・バイキングスのエイドリアン・ピーターソン【AP Photo/Andy Clayton-King】

ニューヨーク・ジャイアンツはランニングバック(RB)エイドリアン・ピーターソンをチームに加えるのだろうか。

『Pro Football Talk(プロフットボール・トーク)』によると、ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ベン・マカドゥーは現地28日(火)、年次リーグ会議の中で「(ピーターソン獲得について)決してないとは言わない」と語り、さらに「彼は素晴らしい才能の持ち主で少し感情の起伏が激しい選手。健康状態が良ければ、最高の成績を残すだろう」と語った。

だからといって、すぐさまジャイアンツが動き出すというわけではない。32歳のピーターソンは先週、『Twitter(ツイッター)』上で年俸800万ドル(8億9,000万円)相当を望んでいるとの報道を否定していた。

ジャイアンツにはすでにRBポール・パーキンス、オーリンズ・ダークワ、ショーン・ドローン、くわえてパスダウンのスペシャリストであるシェーン・べリーンもいる。先シーズンはショットガンを多用し、プレーの90%以上を3人のワイドレシーバー(WR)で回したジャイアンツの攻撃スタイルにピーターソンがフィットするとは思えない。

マカドゥーが獲得を望む選手に合わせて少し戦術を変更することも考えられるが、ピーターソンにより合っているチームはデトロイト・ライオンズだろう。ライオンズのジェネラルマネジャー(GM)ボブ・クインはピーターソンに対する調査を否定してはいない。

月曜日、クインは「A.P. (ピーターソン)がまだまだ活躍できるのは明らか。状況判断が必要だ」とも語っていた。

ピーターソンにとって大きな壁となる可能性があるのが今年のドラフトだ。有望なRBが豊富とされるドラフトで元ミネソタ・バイキングスのスター選手より10歳も若く、お手頃な選手の獲得をチームは優先するかもしれない。

いずれにせよ時が来ればピーターソンの新天地は決まるだろうが、ジャイアンツファンはあまり過度な期待をするべきではない。