ニューヨーク・ジェッツが今年最大級の補強を行った。

現地27日（木）夜、ジェッツはドラフト全体6位でルイジアナ州立大学のセーフティ（S）ジャマール・アダムスを指名。

歴史あるルイジアナ州立大学の卒業生として、チームメイトやコーチからも最高のリーダーシップを持った選手と高い評価を受けるアダムスは今ドラフト大注目の守備選手の1人であった。

身長約183cm、体重約97kgのアダムスはマーカス・ギルクリストやカルビン・プライアーと共にジェッツセカンダリー陣を牽引する。ヘッドコーチ（HC）3年目のトッド・ボウルズにとってはすぐにでも彼をフィールドに連れて行き、軟弱なチームに一喝を入れてもらいたいところだろう。

2009年にクオーターバック（QB）マーク・サンチェスを指名して以降、ジェッツは9年連続でドラフト1巡目指名権を守備選手に使ったことになる。それなのになぜ、ジェッツのディフェンススコアがここ6シーズン中5度もリーグ全球団中の半分以下にランクしているのかは疑問だ。

ジェッツにとってAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）東地区を制することはかなりの難題であろうが、少なくとも今ドラフト1巡目指名はチームにとってプラス以外の何物でもない。“ギャング・グリーン”の逆襲が今、ここから始まる。