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ベンガルズと契約したDTジョナサン・アレン、「このチームはどこかへ向かっている」

2026年03月16日(月) 12:26

ジョナサン・アレン【AP Photo/Adam Hunger】

現地11日(水)に新リーグイヤーが始まって間もなくミネソタ・バイキングスから放出されたディフェンシブタックル(DT)ジョナサン・アレンだが、シンシナティ・ベンガルズという新天地を見つけるのに要した時間はわずか1日だった。

プロボウル選出2回を誇るアレンは、オフシーズンのこの時期にすべてのフリーエージェント(FA)が口にするように、勝利を狙えるチームを見つけたと信じている。

チーム公式サイトによると、アレンは金曜日に「ここはスーパーボウルを争うことができ、自分の才能を発揮するチャンスがある数少ない場所の一つだ」と語ったという。

「オフェンス陣の顔ぶれを見れば、それはディフェンシブラインマンにとって夢のような環境だ。ジョー・バロウのような選手や、彼らが擁する攻撃陣と共にプレーしたいと、誰もが願うだろう。それに、守備陣にいる若手選手や新しく加わった戦力を見れば、このチームは本当にどこかへ向かっていると確信している」

アレンの楽観的な姿勢は、ベンガルズが向かっているというその“どこか”とは、一体どこを指しているのかという、批判的な人々にとっての格好の材料を与えかねない。ベンガルズは2020年以来となる2桁敗戦を喫したばかりであり、3シーズン連続でプレーオフを自宅から眺める結果に終わっているからだ。

とはいえ、アレンの新しいチームの攻撃陣が強力であることは否定できない。バロウは依然としてリーグ屈指のクオーターバック(QB)の一人だ。彼にはジャマール・チェイスとティー・ヒギンズというNFL屈指のワイドレシーバー(WR)コンビがターゲットとして控えており、バックフィールドにはダイナミックな才能を持つランニングバック(RB)チェイス・ブラウンもいる。

バロウがシーズンを通して健康を維持し、ディフェンスがリーグ平均に近いレベルまで改善されれば、チームが再び浮上する可能性は十分にある。

ベンガルズが3年連続でポストシーズンを逃す中で、守備陣は失態を繰り返してきた。失点数ではワースト3位以内に沈んでおり、その順位も21位から25位、そして30位へと、シーズンを追うごとに悪化している。

そこで、アレンをはじめ、ラインバッカー(LB)ボイエ・マフェやセーフティ(S)ブライアン・クックといった守備陣の補強組の出番となる。新戦力と期待の若手たちが中心となれば状況を変えられるとアレンは信じている。昨シーズンの守備に大きく苦しんだベンガルズは、スターディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンを手放したとはいえ、注目すべき若手は何人か存在している。Sジョーダン・バトルは昨シーズン、タックル125回、インターセプト4回で共にチーム首位を記録し、フォースドファンブル2回でも他のチームメイト2名と並びトップに立った。同じくフォースドファンブル2回を記録したコーナーバック(CB)DJ ターナー二世は、パスディフェンス18回でチームをけん引し、『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によるカバレッジ評価ではNFL全体で6位のコーナーバックという成績を残している。

アレンは、クオーターバックを仕留める能力を十分に備えた多才なインテリアラインマンとして、この布陣に合致する。キャリア9シーズンでサック45.5回、QBヒット129回を記録しており、守備コーディネーター(DC)アル・ゴールデンのスキームにおいて、ライン上の複数のポジションでプレーすることで自らの能力を最大限に発揮できると自信を見せている。

アレンは「ここに来ることで最も興奮したことの一つがそれだ。ポジションを変えながら、1対1の状況を作ってパスラッシャーとして仕掛けたり、ランを止めたりといった、自分の好きなプレーができると聞いている」と語った。

ワシントン・コマンダースで8シーズンにわたり主力として活躍し、昨シーズンはバイキングスで17試合に先発出場したアレンだが、ポストシーズンを経験したのはわずか2回にとどまっている。

ベンガルズに加わった今、アレンは3度目、あるいはそれ以上のポストシーズン進出という希望に向けて準備を進めている。

【R】