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ベンガルズ、40ヤード走1位のWRジョン・ロスを指名

2017年04月28日(金) 12:30

シンシナシティ・ベンガルズに全体9位で指名されたジョン・ロス【Ben Liebenberg via AP】

シンシナティ・ベンガルズが層の薄いワイドレシーバー(WR)陣の補強に成功した。現地27日(木)、ベンガルズはWRのA.J.グリーンの相棒となるだろうワシントン大学出身のWRジョン・ロスを全体9位指名で獲得している。

先月に行われたスカウティングコンバインの40ヤードダッシュで4.22秒という記録を打ち立てたロスは、クリーブランド・ブラウンズが2015年に指名したディフェンシブタックル(DT)ダニー・シェルトン以降初めてワシントン大学から1巡目指名を受けた選手となった。ロスは大学3年間で合計22タッチダウンを記録しているが、昨年1シーズンでマークした17タッチダウンという数字には目を見張るものがある。

ベンガルズがWRを1巡目で指名したのはA.J.グリーン以来、ロスが初。

懸念されたのはその故障歴だ。ロスには両膝と肩関節唇(かんせつしん)の手術歴があり、これが原因で多数のチームはドラフト指名候補からロスの名前を外した。それでもなお、ロスの実力が評価されるべきものであるのは確かだった。ヘッドコーチ(HC)マービン・ルイスはリスクのある選択をしている。2016年は6勝9敗1分けの戦績に終わったベンガルズには修復すべき穴が無数にあるが、最優先に補強すべきはその攻撃陣なのだ。

今やグリーンにロス、タイラー・ボイド、タイラー・アイファートらが連なるベンガルズ攻撃陣はリーグにおいてダークホース的存在となるだろう。スピードスターであるロスの加入はクオーターバック(QB)アンディ・ダルトンにとって、新たな救いの手が差し伸べられたようなものだ。