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ブラウンズがノートルダム大学QBカイザーを指名

2017年04月29日(土) 11:15

デショーン・カイザー【AP Photo/Julio Cortez】

現地27日(木)に始まったドラフト会議で、クリーブランド・ブラウンズは1巡目の指名を終えた段階ではまだクオーターバック(QB)を獲得していなかった。

2日目を迎えた28日、ようやくブラウンズは2巡目でチームの将来を担うQBを指名した。

ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンは全体52位でノートルダム大学のQBデショーン・カイザーを指名。1967年以降、ブラウンズが2巡目でQBを指名したのは初めてのこと。カイザーは今ドラフトにおいてミッチェル・トゥルビスキー、パトリック・マホームズ、デショーン・ワトソンに次いで4番目にドラフトされたQBとなった。

身長約196cm、体重約107kgのカイザーはNFLでシーズンを通してパスを投げられるのか。多くのスカウト陣は今ドラフトQB候補の中で最も恵まれた体格の持ち主はカイザーだと見ている。

逆に言えば、カイザーのパス成功率、フィールドでの視野の広さ、機動力、プレッシャーのかかった場面での判断力などが疑問視されているのも事実だ。

とはいえ、ジャクソンHCは過去にジェイソン・キャンベル、ジョー・フラッコ、アンディ・ダルトン、AJ・マカロンなどの能力不足が否めなかったQBを成長させてきたことから、QB育成に関してはジャクソンの得意分野であるとも言える。

カイザーが今シーズンの先発QBを務めることがあれば、40年前のジョー・サイズマンやジョー・モンタナ以来のノートルダム大学出身QBとなる。

カイザーはすでにブラウンズが持つQBの選択肢の中で一番能力の高い選手として評価されている。もう1段階のレベルアップに多少の猶予が必要だとしても、うだつの上がらないコーディ・ケスラーやブロック・オズワイラーを差し置いてカイザーがファーストチームの練習に1番手で加わるまでにそう時間はかからないはずだ。